James Setouchi
猫や犬が出てくる本
今回は少し遊びです。(順不同)
1 猫ブームです。我が家の近所にも猫が数匹います。さて、猫が出てくる本と言えば…?
夏目漱石『吾輩は猫である』 東大広報部『猫と東大。』
エドガー・アラン・ポー『黒猫』(恐怖小説)
村上春樹『海辺のカフカ』(ナカタは猫と話ができる。ジョニー・ウォーカーは猫を虐殺する。)『ねじまき鳥クロニクル』(妻が飼っていた猫がいなくなる。そして…)
宮沢賢治『どんぐりと山猫』
萩原朔太郎『青猫』(詩集)
早坂暁『嫁ぐ猫―公園通りの猫たち』
斉藤洋『ルドルフとイッパイアッテナ』(児童文学)
早見和真『かなしきデブ猫ちゃん』(絵本)
梶井基次郎『愛撫』(『檸檬』の梶井基次郎)
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(チェシャー・キャット=笑う猫が出てくる)
レッジャーニ『バルドビーノのふしぎな冒険』(児童文学)
佐野洋子『100万回生きたねこ』(絵本)
馬場のぼる『11ぴきのねこ』(絵本)
カルロ・コッローディ『ピノキオの冒険』(児童文学)
シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』(童話)
赤川次郎『三毛猫ホームズ』シリーズ(探偵小説。小中生に人気。私は未読。)
谷崎潤一郎『猫と庄蔵と二人のをんな』(実にネチャネチャした話です。読めば分かる。)
カポーティ『ティファニーで朝食を』(猫が出てくる)
戸川幸夫『イリオモテヤマネコ』
サラ・ブラウン『ネコの博物図鑑』
『サザエさん』(漫画。猫のタマが出てくる)
藤子不二雄『ドラえもん』(漫画)
『トムとジェリー』(アメリカの漫画)
ミュージカル『キャッツ』(未見)
2 犬の好きなあなたに薦めてみる本 (未読のものもあります。なお私はイヌ派です。)
ジャック・ロンドン『野生の呼び声』『白い牙』(実に面白い)
戸川幸夫『高安犬物語(こうやすいぬものがたり)』『土佐犬物語』『猛犬 忠犬 ただの犬』
シートン『シートン動物記』から『狼王ロボ』・・ヒューマンなストーリー。『ファーブル昆虫記』は正確な自然観察だが、シートンはそうではない、としばしば指摘されるが、私はシートンが好きだった。
椋鳩十(むくはとじゅう)『孤島の野犬』
大塚敦子、酒井駒子『犬が来る病院』(医療)・・・東京の聖路加病院です。ぜひお読み下さい。
大塚敦子『ギブ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』
石黒謙吾『盲導犬クイールの一生』
今西乃子『ドッグ・シェルター』
大西伝一郎『目の見えない犬ダン』(小学校)
小林照夫『車いす犬ラッキー』(徳之島の犬とやさしいおじさんのお話)
シンシア・L・コープランド『犬が教えてくれたほんとうに大切なこと』
エリック・ライト『名犬ラッシー 家路』(映画やアニメになった。世界一有名な犬)
ウィーダ『フランダースの犬』(映画やアニメになった)
ジーン・ジオン『どろんこハリー』(絵本)
ラドヤード・キップリング『ジャングル・ブック』(狼が出てくる。ディスニー映画になった。)
ドディー・スミス『ダルメシアン100と1匹の犬の物語』(ディズニー映画の原作)
一ノ瀬正樹、正木春彦『東大ハチ公物語』(あの忠犬ハチ公)
東多江子『タロとジロ 南極で生きぬいた犬』(あのタロとジロ)
グレーフェ瑛子『ドイツの犬はなぜ幸せか』(ドイツは動物愛護が浸透している)
太田匡彦『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』
片野ゆか『北里大学獣医学部 犬部!』(獣医になりたい方)
馳星周『少年と犬』(直木賞)
テリー・ケイ『白い犬とワルツを』
谷川俊太郎の詩『ネロ』(谷川は確か十代でこれを書いた)
江國香織『つめたいよるに』から『デューク』(短編)
マイク・ダウリング『レックス 戦場をかける犬』(イラク戦争)
夏目漱石『硝子戸の中』(ヘクトーという犬が出てくる)
コナン・ドイル『バスカーヴィルの犬』(犬が出てくるが…)
宮沢賢治『注文の多い料理店』(犬が出てくる。どこで出てくるか、読んでみよう)
C・ブロンテ『ジェーン・エア』(犬が出てくる。どこで出てくるか、読んでみよう)
E・ブロンテ『嵐が丘』(犬が出てくる。どこで出てくるか、読んでみよう)
太宰治『富獄百景』(犬がちょっとだけ出てくる。なぜ出てくるのかな?)
大江健三郎『芽むしり 仔撃ち』『奇妙な仕事』(ある形で犬が出てくる)
滝沢馬琴『南総里見八犬伝』(八房(やつふさ)という犬が出てくるが…)
昔話『桃太郎』(犬が出てくる)
昔話『花咲かじいさん』(犬が出てくる)
エルジェ『タンタンの冒険旅行』(絵本。スノーウィーという犬が出てくる。世界的に有名)
平井和正『狼の紋章』(『ウルフガイ』というマンガのノベライズ。主人公は人狼。)
J・K・ローリング『ハリー・ポッター』(ルーピン先生が人狼。シリウス・ブラックも犬に変身)
高橋よしひろ『銀牙―流れ星銀』(犬が主人公のマンガ。中学生男子に人気だった)
高橋留美子『犬夜叉(いぬやしゃ)』(マンガ。犬、という題名がついてはいるが…?女子に人気)
NHK『リトル・チャロ』(英語の番組)
3 そのほかの生き物では・・
中島敦『山月記』(虎が出てくる)
中国の唐代伝奇『人虎伝』(『山月記』のもと本、と言うべきか)
梶原一騎『タイガーマスク』(プロレス漫画)
羅貫中『水滸伝』(虎殺しの武松が出てくる)
『礼記』(孔子の名言「苛政は虎よりも猛なり」が出てくる。)
手塚治虫『ジャングル大帝』(ライオンが出てくる。漫画)
ディズニー映画『ライオン・キング』(ジャングル大帝が先では?)
ジョイ・アダムソン『野生のエルザ』(ライオンが出てくる。実話)
ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』(ライオンが出てくる)
熊なら…(児童館で子どもたちに読み聞かせをしてあげたい)
『くまのプーさん』『今日はみんなでクマ狩りだ』『くまのパディントン』『こぐまちゃんのほっとけーき』『くまのコールテンくん』、宮沢賢治『なめとこ山の熊』、シートン『灰色熊の伝記』
鳥なら…
井伏鱒二『大空の鷲』(太宰治の『富獄百景』と同じ場所を扱った、しかし別の小説)
夏目漱石『文鳥』
木下順二『夕鶴』
ワイルド『幸福の王子』(燕が出てくる)
村上春樹『海辺のカフカ』(カラスが出てくる)
竹山道雄『ビルマの竪琴』(オウムが出てくる)
昔話『舌切り雀』
昔話『桃太郎』(雉が出てくる)
神話(歴史書?)『日本書紀』(八咫烏や金鵄が出てくる)
宮沢賢治『よだかの星』
森鴎外『雁』
遠藤周作『深い河』(九官鳥)
リチャード・バック『かもめのジョナサン』
モーパーゴ『フラミンゴ・ボーイ』(フラミンゴが出てくる)