ピース天火オーブンの【再生3】 しばらく使ってから点検と改造。だいぶ焦げました。注目すべきは、左右のコーナーは焦げてなくて、火に近いところだけ焦げます。うまく対策すれば焦げを減らせるかも
ホームセンターで0.5mmステンレス板を買ってきて対策へ。ちなみに、内部に貼ったセラミックプレートにはひび割れも変形も出ていません。あとは前面の「焦げ対策」を残すのみ
まずは一番加熱される分流板をステンレスで二重化。これで一週間様子を見る。しかし効果不十分。やっぱりフロント側への距離が近すぎるんですよね。たった6センチしかありません。天火オーブンの原理は、真下からの炎の熱を左右に振り分けて内部へ送り、室内の食材を上から加熱する仕組み。この後継機種の奥行きが増したのは、ここに原因がありそうです
そこで次なる対策。底板全体を二重化へ。ステンレス板に隙間があるのは、ホームセンターのステンレス板の規格が250mm×500mmなので仕方なくこうなりましたが、ステンレスは熱膨張するので結果オーライ
ステンレス板のヘリには折り返しを付けて、熱がボディ側面へ伝わるのを低減させる狙い
そしてポートも拡大。左右に1センチずつ面積を広げました。天火オーブンはこの穴からどれだけ内部に熱を送るかが重要です。サンダーでガリガリ削る
使用してみる。やったぜ。余熱時間が短縮!内部へ送る熱量が増加すれば、余熱は早まり、同時にボディの焦げも防げます。ボディの焦げは、室内に入れなかった熱が底板を加熱するためです
ロースト手羽を調理。このオーブンは面白いなあ。レストアと改造と調理がまとめて楽しめます。エレクトロニクスは一切使わず、ガスコンロに乗せるだけ。アスベストの除去は絶対に必要ですな
ホワイトホースのハイボールいってみますか。ククサはミズナラです。自分で再生したオーブンで焼いた手羽先はひと味違います。材料代は業務スーパーの手羽先280円。 あとは家にあった野菜を有効活用。何と言っても酒の醍醐味は、空きっ腹にがぶ飲みです
コゾはいい匂いに反応
ダッチオーブンも使ってますが、これはまた別の楽しさがある。窓から中が見える分だけ、ダッチオーブンより上達が早いかもしれません。まあしかし、ダッチオーブンはあの「どれどれ」とフタを開ける瞬間がサイコーに楽しいんですけどね。