ヤフオクで発見! 昔の枡
これを「江戸時代っぽく」仕上げます
使う塗料は合成ウルシの「カシュー」を3色
クリア、小豆、茶色
カシューナッツの実から精製される塗料。漆とほとんど変わらぬ成分なんだそうです。
日本人の発明品で本社はさいたま市。手に付着しても無害。
まずはクリア 薄め液でサラサラに薄めます
容器はペットボトルを切ったのを使用。紙コップでもOKです
ハケで塗って
小さく切った手ぬぐいで拭く これが「拭き漆」
塗ったら1日乾燥、というか平日なので明日は仕事です
この作業を毎晩くり返すと、ついにムードが出てきます
さらに「水研ぎ」 500番の耐水ペーパを使用
完成です 作業工程は1週間
漆塗りの枡 いい味出してますなぁ
5合の枡もセットでした。ここに1合の枡を入れると
「ますます繁盛(半升)」という縁起ものになります
今夜は冷酒でいってみますか 酒は「澤乃井」
肴はイワナの燻製 山梨の釜無川で釣ってきました
シブい!渋すぎる!!
この枡で呑む酒はひと味ちがいます
BGMは浜辺の歌⇒https://www.youtube.com/watch?v=XpketUs1Gsk
塗装前
塗装後
下の2個は「こげ茶」のカシューを1回塗り そのぶん、布で強く拭きました
木目が美しい仕上がり
PS あれから4年経過。カシューはほんのわずかに匂いが残ります。この升は問題ありませんが、カッティングボードや捏ね鉢への使用はあまりオススメではありません。カッティングボードやククサは乾性油のオイルフィニッシュが最適だと思います。