燗どうこ 偶然の発見!  | James-kozoのブログ

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ヤフオクで「キッチン雑貨」のジャンルに出展されてました
入札ゼロのまま最終日へ。。。おもわず入札
それにしても、これはカッコいい使い方です。センス最高

数日後商品到着。凹みなし。驚くべきグッドコンディション

まずは水を入れて漏水箇所の探索を開始 このまま1時間くらい置いときます

内蔵七輪の底にわずかな漏水を確認しました 外部への漏れはなし
この吸気口接合部の折り返し部分はよく漏れてます 

ワイヤーブラシとペーパーで補修箇所をガリガリ磨いて地金を荒らす 
この作業は重要です。補修剤の「食いつき」を良好にします

燃焼部内側の補修は「耐火パテ」 
湯煎室側は「セメダインスーパーXクリア」 

セメダインスーパーXクリアをたっぷり塗ってドライヤーで加熱して隙間に流し込む 今回は1日おいて同じ作業を2度やりました  補修剤はよく乾かして層を重ねると耐久性が増します

グレーの部分が耐火パテ 吸気口の枠の接続箇所に沿って指先で押し込むように塗る 

外側の再生作業開始 溶液は、米酢+ワインビネガー+塩 
ワインビネガーは単なるシャレです

歯ブラシに酢をつけて磨くと綺麗になります 
キッチンだと酢の匂いが部屋に充満するので庭の水道の前で作業

刻印発見 「中源」かな   昔の大阪の職人さんの屋号でしょう

やがて美しい銅の色あらわる  キレイな銅です 銅製品は高級品です そして再度漏水検査

30分放置 わずかな漏水あり  再度補修作業開始
燗銅壺の漏水補修はだいたい2~3回くり返します  

また新聞紙に載せて漏水試験  今度はイイかんじです
これで漏水は止まりました  

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では水と炭を入れて試運転開始! 
折りたたみ式の「爪」が機能的です 見た目以上に頑丈な作りです

ひとまず、ネギなど焼いてみます 水温上昇開始
この小判型は対流を促進する形状で温度上昇が早い 開閉式の湯煎室はお銚子2本同時にお燗する能力あり。または4合瓶丸ごとお燗できます  

お燗メータで温度確認  酒もバッチリ飲み頃です
ちなみに、アルコール蒸発温度は80℃なので、「お燗はアルコールが飛んで味が落ちる」という意見は間違いです。お燗は熱くても50℃くらいまで 大事なのはお燗向けの酒を選んで丁寧に温めることです。あんまり熱いと味わかんないから、40℃くらいかな

ネギも焼けてきた 燗銅壺のネギ焼きは上品に火が通るんですよ これくらいの色で食べごろです

では一献 おおうまい 今夜は2合徳利で 温かいアルコールは吸収が早いので、すぐにほろ酔いになれます。 

2度目のネギ焼き レバーも焼いてみた 

火力も強くてサイズも手ごろな燗銅壺です イイねこれ

我が燗銅壺コレクションの中では、後方の飛龍とほぼ同じサイズ
使用水量(お銚子1本立てたときの水量)1200cc

横23cm 高さ13cm 火壺直径10cm 重量967g
重量が1キロ以下という見事な作り。小判型で底板をロウ付けする手法は江戸時代のものです。するってぇと軽く150年は経ってます。 これで酒のんだら格別の味です。
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さらに後日 火力UP試験 ダブルチロリでお燗

火力MAX 煙出てます  窓は全開!

高麗川駅まえ「串一」で買ったつくね  食べごろ

砂肝もそろそろイイね

酒も飲み頃 今夜はぬる燗でやってます

スナギモ キテます 


そこで一句
雨音に耳を澄ませて燗どうこ