仮面 | あみぃ のブログ

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仮面

一英はあの事件から知り合いの警察になんとか助けられて、音沙汰なく探偵事務所に帰れた。
茉央の為に買った服も見つからなくなり、挙句、茉央から一切連絡は来ないし繋がらない。
その上、OREHやHEROまでに逃げられオマケにまともに飯が作れた李夜もオポッサムと分かりこれまた逃げられたもしくは誘拐。
そして、俺はまたビールのお世話になる始末。
「もう…ひっく…やめちまぉっかなー探偵なんて。ひっく。女出来ねぇし。金ねぇし。貧乏くじで傷は増えるし…向いてねぇーんだろうな」
ここ何日かまともにやっていたがやっぱり同じ所に辿り着き、事務所机に頭を置き酔っ払い呂律が回らない。
机や足元にはビールの缶の空き缶が散乱していた。
コンコン
そんな時、ノック音が聞こえ思わず立ち上がり酔いが覚める。
「はいはいちょっと待って下さい!」
そして、ガタガタと言わせながらゴミを捨て、隣の自分の部屋にゴミを押しやる。
顔を洗い、ドアを開けるとそこに立っていたのは死神だった。
「うわっ!!」
俺は思わず仰け反り驚き腰を抜かす。
「Hi!Mr.カズヒデ!」
なんとその死神は俺に片手を上げ俺の名前を軽々しく口にする。
「OREH…」
俺は思い当たった名前を口にする。
「YES」
淡々に答え、あろうことか俺の部屋に入って来やがった。
全く。外人なんて呼んだ覚えないぞ。
それが探していた奴が何故ここに。
「sorry」
俺を見て謝る。
「巻き込んで悪かったね」
言われてる事の意味が分からず目を身開く。
あの事件の事か?
「君はあの前の事件映像の意味が分かって俺達を追いかけてるんデスよね?今もデスか?」
あの事件…映像の事か。
多分今こいつがしている般若の仮面の死神の映像…。
「あの予告の事か」
「YES」
妖しく口元を緩ます。
声も服も靴も何の証拠を残さない様にしている。
床に足跡すらつかない。服も多分そこらへんであるマント、声は機械音。
かなり準備がいい事だ。
「何しに来た?謝りに来ただけじゃないだろ?」
「YES」
客間のソファに座り、俺を見る。
俺は倒れてた状態から立ち上がり、向かいに座る。
「オポッサムをここに置いて欲しいデス」
「オポッサム?」
「YES」
「オポッサム今記憶ソーシツ。彼女が思い出すまで是非お願いしマース?」
笑って俺に話しかけてくる。
記憶喪失だと?