仮面
相手が来るかもしれないから倒れたバイクの後ろに隠れて笑った。
震える手を押さえつけるように両手で地面の砂を掴み、砂が指の間から抜け落ちていく。
綺麗に揃えた身なりもボロボロだけど、楽しかった。あんな事自分にも出来たのかと思うと…。
砂が付いた両手で自分の顔を覆う。
もうすぐで本物の仮面が出来る。
その人になりきり、まるでその人のような運動神経も出来るようになれば本物に。
後は、死体のフリが出来て異臭を放つ事が出来たなら本物の仮面。
妖しく微笑んだ。
もうすぐで完璧になる。
私は仮面。
「ちょっと…貴方大丈夫?」
その声に耳を傾け、顔を上げて目を見開く。
そこにいたのは宮野茉央だった。
どうして彼女がいるのか分からず、知らないフリをした。
「貴方名前は?バイクもうだめねこれ。事故でもしたの?怪我は?」
茉央を見て真っ先に思ったのはお人好し。
こうゆう人には関わりたくない。
茉央は私についた砂を払い私の手を引く。
私はその手を払うが、茉央は引き目を感じずに私の腕を引っ張る。
「私の家近くて良かったわ。シャワー浴びて行って」
そして、半強制、半無理矢理にシャワーまで連れてかれた。
シャワー室で壁に背中を預け、シャワーの雨に打たれる。
早くここから出たい。
胸が足の血だらけの傷より痛かった。
相手が来るかもしれないから倒れたバイクの後ろに隠れて笑った。
震える手を押さえつけるように両手で地面の砂を掴み、砂が指の間から抜け落ちていく。
綺麗に揃えた身なりもボロボロだけど、楽しかった。あんな事自分にも出来たのかと思うと…。
砂が付いた両手で自分の顔を覆う。
もうすぐで本物の仮面が出来る。
その人になりきり、まるでその人のような運動神経も出来るようになれば本物に。
後は、死体のフリが出来て異臭を放つ事が出来たなら本物の仮面。
妖しく微笑んだ。
もうすぐで完璧になる。
私は仮面。
「ちょっと…貴方大丈夫?」
その声に耳を傾け、顔を上げて目を見開く。
そこにいたのは宮野茉央だった。
どうして彼女がいるのか分からず、知らないフリをした。
「貴方名前は?バイクもうだめねこれ。事故でもしたの?怪我は?」
茉央を見て真っ先に思ったのはお人好し。
こうゆう人には関わりたくない。
茉央は私についた砂を払い私の手を引く。
私はその手を払うが、茉央は引き目を感じずに私の腕を引っ張る。
「私の家近くて良かったわ。シャワー浴びて行って」
そして、半強制、半無理矢理にシャワーまで連れてかれた。
シャワー室で壁に背中を預け、シャワーの雨に打たれる。
早くここから出たい。
胸が足の血だらけの傷より痛かった。