あみぃ のブログ

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仮面2

もうすぐ一つ一つ確認しているFBIと一英の所に辿り着く。
スローペースで進んで行く車のペースにあわせ、いろいろ着替えた服から靴まで全部車の隠せる所に隠した。
「はいはい止まって」
何だか知らないが一英が仕切って目の前にいる。
「ちょっと!なんなの?警察?なんか事件?」
開いたままの窓から一英の肩を強めに叩きながらおばさんに絡まれるように一英に言う。
「そ…そんな感じです」
一英は明らか叩いた所を痛そうにさすっていたが気にしない。
「ちょっと失礼」
FBIの日本人が私の髪を引っ張る。
「ぎゃっ!ちょっと!何するの!」
頭を押さえ文句を言う。
「犯人は変装しますから念のための確認です」
平然と言うFBIにつっかかる。
「ちょっと!ちょっと!人の髪抜いといてごめんなさいないの?ホンマに。君ら警察やないの?」
「犯人を捕まえ為ですご協力を」
淡々とした物言いに私じゃなく後ろが庇ってくれる。
「ふざけんな!」
「一体何だってんだ!こちとら急いでんだよ!」
なので私も更に煽る。
車の外に出てドアを叩き、
「えぇよ!どっこでも調べぇな!でも何もなかったら謝ってもらおか!」
二段腹を叩き怒る。
「ご協力感謝します」
敬礼して入るFBIに、警察でいいんだと思いながらイライラするように人差し指をトントン叩く。
やり過ぎな気がしたがまぁいいか。
勿論何にもないのでFBIを謝らせ、車で去ろうとした時に一英が空いている窓から聞いてきた。
「どこ出身ですか?」
「バリバリの関西人やで」
瞬間的に答えたことで本当にこれで良かったのかと思ってしまう。さっき言った言葉はラビットの様に聞こえなかっただろうか?
「なんやあんちゃん。まだなんかあんの?」
フォローを入れる様にすぐ様睨みをきかせて相手に何も言わなくさせて去った。
気付かれたかもしれないと思わずにはいられなかったが、一英は「いえ何も」と言って追っては来ない。
なのに鼓動は早まるばかりだった。
まさか失敗だとは思いたくない。
「成功だなローエ」
スピーカーから聞こえたトルバの声が遠く感じた。
「え…えぇ」
わだかまりが残ったまま移動する。