仮面
私が目を覚ました時には白いベッドの中だった。
病院で医者や警察が来て、いろいろと話を聞かれたが無表情で「何も知らない」と答える。
仮面は壊れてはいなかった。
次の日、病院の個室で外をボーッと眺めていたらドアがノックされた。
「大丈夫か?」
目の前に来たのは、あの事件の時に私の腕を掴んだおじさんだ。おじさんは右腕を怪我して包帯をしていた。
そして、入ってくるなり頭を下げたおじさんを見て、あの時の事は夢じゃなかったのかと思った。
「悪かった」
「警察が言ってた助けてくれた人っておじさん?」
そう聞いてもおじさんは何も答えなかった。
警察に「助けてくれた人がいたから、無事でいられたんだよ」と聞いていた。
人間違いで追いかけた事に負い目を感じているのだろうか。
詳しく聞こうと、「入って」と呼びかける。
すると、ドアの前にいたおじさんは顔を上げた。おじさんはあの時髭を生やしていたのに今は髭をそって、スーツをビシッと着こなしている。
「連れが一緒なんだがいいか?」
私は首を傾げる。
「誰?」
するとおじさんが後ろにいる人物を見ると、こっそりおじさんの後ろから前にくる少年がいた。
「お姉ちゃん大丈夫?」
そこにいたのは助けた子供だった。
無事だったんだと思うと顔が少し緩みそうになったが無表情をキープして頷く。
子供は「助けてくれて有難う」と微笑んで私のベッドの隣に来る。
「別に…」
と、顔を背ける。
あの時、実を言うと子供をほっといてスコッチを追うことを一瞬考えた。
「でも来てくれた」
呟いた子供の声にハッとして見る。
何も言っていないのに…。
子供は笑って何もなかった様に私に笑いかける。
「HEROみたいで格好良かったよ!お姉ちゃん」
私はその一言の違和感に目を少し丸くした。
ヒーロー?、、、。
「はは。ヒーローかそうか。良かったな坊主」
おじさんは笑って子供の頭を撫でる。
子供は撫でられて無邪気に笑うのを見て思う。
そうだ。普通に子供はそうゆうの好きだからそう思っちゃうだけだよね。
何に違和感感じてるんだろ…。
私が目を覚ました時には白いベッドの中だった。
病院で医者や警察が来て、いろいろと話を聞かれたが無表情で「何も知らない」と答える。
仮面は壊れてはいなかった。
次の日、病院の個室で外をボーッと眺めていたらドアがノックされた。
「大丈夫か?」
目の前に来たのは、あの事件の時に私の腕を掴んだおじさんだ。おじさんは右腕を怪我して包帯をしていた。
そして、入ってくるなり頭を下げたおじさんを見て、あの時の事は夢じゃなかったのかと思った。
「悪かった」
「警察が言ってた助けてくれた人っておじさん?」
そう聞いてもおじさんは何も答えなかった。
警察に「助けてくれた人がいたから、無事でいられたんだよ」と聞いていた。
人間違いで追いかけた事に負い目を感じているのだろうか。
詳しく聞こうと、「入って」と呼びかける。
すると、ドアの前にいたおじさんは顔を上げた。おじさんはあの時髭を生やしていたのに今は髭をそって、スーツをビシッと着こなしている。
「連れが一緒なんだがいいか?」
私は首を傾げる。
「誰?」
するとおじさんが後ろにいる人物を見ると、こっそりおじさんの後ろから前にくる少年がいた。
「お姉ちゃん大丈夫?」
そこにいたのは助けた子供だった。
無事だったんだと思うと顔が少し緩みそうになったが無表情をキープして頷く。
子供は「助けてくれて有難う」と微笑んで私のベッドの隣に来る。
「別に…」
と、顔を背ける。
あの時、実を言うと子供をほっといてスコッチを追うことを一瞬考えた。
「でも来てくれた」
呟いた子供の声にハッとして見る。
何も言っていないのに…。
子供は笑って何もなかった様に私に笑いかける。
「HEROみたいで格好良かったよ!お姉ちゃん」
私はその一言の違和感に目を少し丸くした。
ヒーロー?、、、。
「はは。ヒーローかそうか。良かったな坊主」
おじさんは笑って子供の頭を撫でる。
子供は撫でられて無邪気に笑うのを見て思う。
そうだ。普通に子供はそうゆうの好きだからそう思っちゃうだけだよね。
何に違和感感じてるんだろ…。