16.王様 | あみぃ のブログ

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16.王様

 「殺せませんでした。食事もまともにとれてない細い女性でした。でも先程の話を聞く限りじゃその子は恐らくツアベル様のお子様でしょう」
「その子は何処に!?」
王様も立ち上がり、カー・ランバルク王子の腕を持ち聞く。
「湖の底ですよ…ナー・ロイズ王子に撃たれてしまった」
カー・ランバルク王子は、拳を強く握りしめ、俯いて呟く。
「まさか…」
王様は、驚き上を向き、ストンッと、力をなくした様にソファに座る。
「湖が赤くなっていました…あの出血量だと体全体を撃たれたんだと思います。多分彼女が、湖に浮かんでいる姿を見て、うねっている長い髪を見て魔物に見えたんでしょう」
王様は青ざめる。