16.王様 | あみぃ のブログ

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16.王様

「そのうちに、ツアベルは私を惑わした魔女だと言われるようになった。今思えば、ちゃんと民達のお金だと説明していれば彼女は苦しまなかったのだろうがな」
王様の沈んだ声に、後悔をどの位してきたのかがカー・ランバルク王子は分かった。
「民達は、暴動を起こし、ツアベルを牢屋に入れ、私はツアベルに会う事を禁じられた」
カー・ランバルク王子は、他人事じゃないと思い、唾を飲み込み、黙って聞く。
「私はツアベルに会う為に町の復興に力を入れていた。そんな時に会ったのが、温かい陽だまりの様な姫の母親だった。民に優しかった彼女に私は惹かれていった」
思わず苦笑が零れた。