15.王子様の気持ち | あみぃ のブログ

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15.王子様の気持ち

「ランバルク王子!ランバルク王子!待って下さい!」
階段の窓から必死で叫ぶお姫様。
「どうか…どうか私を置いて置いて行かないで下さい。リヤが居なくて貴方が居てくれたから私…」
姫は涙を流す。
カー・ランバルク王子はその様子を下から見て、強く拳を握り締め、手綱をゆっくり離し、馬から降りる。
「姫様どうか側に行くので泣かないで下さい。俺は貴方を一人にしないと約束した(ター・ダイル王子は強い… 俺が行かなくても大丈夫だろう…)」
「そちらに行ってもよろしいでしょうか?」
カー・ランバルク王子は優しく雨で濡れた顔で笑う。姫は安心した様に微笑んで頷いて窓の外を見て待っている。