『キューピッドちゃんのお家』❶
私は咄嗟に彼の裾を掴んだが、スルリと抜け、私など見てないかの様に彼は走って私の横を通り過ぎて行く。
急いで手を伸ばし追うが届かない。
空を掴み、漫画の様にうまく追いかけれずに足がもつれる。
それでも情けなくてもいいから必死で遅い足を前に出した。
戻って来ないと確信してしまった。
あの瞬間に分かってしまった。
幸せだった。
本当に幸せだった。
このまま時間が止まっていて欲しかった。
これからだったのに。
(やっと私を見てくれる筈だったのに…)
置いていかないで置いていかないでお願いお願いお願いだからっ…お願いだから側に、、
声が出ない
涙が出る
私は咄嗟に彼の裾を掴んだが、スルリと抜け、私など見てないかの様に彼は走って私の横を通り過ぎて行く。
急いで手を伸ばし追うが届かない。
空を掴み、漫画の様にうまく追いかけれずに足がもつれる。
それでも情けなくてもいいから必死で遅い足を前に出した。
戻って来ないと確信してしまった。
あの瞬間に分かってしまった。
幸せだった。
本当に幸せだった。
このまま時間が止まっていて欲しかった。
これからだったのに。
(やっと私を見てくれる筈だったのに…)
置いていかないで置いていかないでお願いお願いお願いだからっ…お願いだから側に、、
声が出ない
涙が出る
