『キューピッドちゃんのお家』❶
「なんでもな~い」
ちょっと明るく笑う。
「なんだよそれ」
彼は小突いて姫宮に笑いかける。
幸せだった。
本当に幸せだった。
このまま時間が止まっていて欲しかった。
これからだったのに。
(やっと私を見てくれる筈だったのに…)
出会ってしまった。
これが神の悪戯だと言うのならば他になかったのかと問いたい。
彼だけは奪われたくなかった。
その人にはどう頑張っても勝てなくて、彼はいつも彼女を思っていた。見ていた。
私など映らないくらい。
あの時も、私よりも彼女を取った。
結婚の話を、両親に話に行く前に彼の元彼女が私と彼が居るのを見て、彼女は泣ながら去った。
「なんでもな~い」
ちょっと明るく笑う。
「なんだよそれ」
彼は小突いて姫宮に笑いかける。
幸せだった。
本当に幸せだった。
このまま時間が止まっていて欲しかった。
これからだったのに。
(やっと私を見てくれる筈だったのに…)
出会ってしまった。
これが神の悪戯だと言うのならば他になかったのかと問いたい。
彼だけは奪われたくなかった。
その人にはどう頑張っても勝てなくて、彼はいつも彼女を思っていた。見ていた。
私など映らないくらい。
あの時も、私よりも彼女を取った。
結婚の話を、両親に話に行く前に彼の元彼女が私と彼が居るのを見て、彼女は泣ながら去った。
