日月恩 「ヒマかっびっくりマークGet A Life!」(双葉文庫)

 

広島の二日市から意を決して18歳の誕生日2ヶ月前となった夏休みに、東京へと家出を決行した充希は、見た目はヤンキーチックで怖めながら丁寧で優しい社長の須田とひょんなコトから嬉しい出会いをし、見習いとして「須田Safety Step]と言う足場工事の会社にお世話になるコトに・・・

実は、以前から光希は《見える人》で、ソレをネタに母親がインチキな商売に奔り、呆れ恐れた父親は離婚し今は絶縁状態で、それらの因縁を振り切る為に、18歳から可能となる「離籍届」を出すコトが目的であったのだバイバイ

お世話になるコトとなった会社の先輩の奥に薦められ、彼の曰く付きのアパートに入るとソコにはやっぱり「おばけ」がいて、やはり先輩の頭島がいきなり殴りかかりッアセアセ

オカルトなゴーストバスターながら、ハートウォーミングなコージーミステリ飛び出すハート

 

 

作品数自体は多くはないモノの、毎回上等で上品な作品を提供している日月だが、今回はハート&ワンダフルなオカルトコージーミステリと言う、ナンとも形容詞が多い内容であった

元々、ココでも以前にUpしているが、メインは「、警官は」と「Fire’s Out」の2シリーズがメインで、私も入りはソコからだった

で、他のも書いてはいるが、ソチラの方は今回の様な展開のらしくThruしていたのだが、今回は舞台が「足場会社」というのもあって購入した次第

というのも、以前、私は足場会社の営業をしていたので懐かしさとシンパシーがあるので、今回のはッと思ったのだが・・・実は少しは足場現場についての描写や言及はあるモノの・・・で、チョッと・というかかなりガッカリして期待はせずに読み始めたのだが、いやぁ~惹き込まれましたし、実際に面白かったのである

私はホラーやファンタジックなのは苦手・というか敬遠気味にしていて、そ~した「風味」程度ならE~んだけど、思いっきりソチラに振れているのは絶望なのである

でも今回のは、ちっとも恐ろしくはないし、主人公の光希を始め、先輩の奥や頭島・社長の須田らのNice Guyっぷりは気持ちよく楽しくなってくるキャラをしているし、周りの人物達も自然に笑顔になる人達が登場するし、原因となっている「幽霊たち」も、ナンだがユーモラスでほっこりして来たりするのが気持ち良かったりしたハート

一応、所謂「コージーミステリ」的な雰囲気もあるがソレがメインではなく、かといってオカルトホラー満載ってコトもなく、気軽に楽しく読み進められる作品であった拍手

 

 

ヒキタクニオ 「俺、リフレ」(PHP文庫)

 

スウェーデンでのラインに乗せられ、組立られている途中に【意識】をもってしまった「俺(リフレ=冷蔵庫)」は、あれよあれよの流れにまかせるままでいたら、気付いたら日本のとある家庭のキッチンに鎮座していたという訳だ

旦那は作家で、年の離れた幼めの奥さんはイラストレーターと言う二人は、いつもナンか口論をしているんだよなぁ~・・・所謂コレがジェネレーションギャップってヤツなのか魂が抜ける

が、ある日、旦那さんの甥っ子で天才ヴァイオリニストの少年を預かるコトになったんだけど、コレが家庭崩壊の切っ掛けになってしまう・・・かも

動けないし喋れもしないけど、じっと常にソコで状況を眺めている「俺」が語る、ある一組の夫婦の家庭と愛情の物語ラブラブ

 

本作の元は’09で、文庫化されたのが’14の作品

ヒキタと言えば、緊張感に溢れたピリ付くような感覚の鋭さが売りで、痺れる様なStreet感があったんですが、そ~ゆ~テイストのも書きながらも、一方でファミリーなハートフルものも書き始めて、そうした両極端ナノも魅力です

でコチラは、も~言うまでもなくで、多分に自分の家庭での体験を元ネタにしていると思われ、随所に世代間ギャップにより揉めるシーンが出てきて、世代的には私はまだヒキタの方に近いので「うんうん・・・だよねぇ~」と頷く場面もあったりしたなぁ~

まぁ~ただ、私には歳の差が離れた可憐な美少女妻はいないので、ソノ苦労は分かりませんでしたが泣くうさぎ

主人公が「冷蔵庫(リフレ)」というのがらしいっちゃらしく、いつも「突っ張った・尖がった」主人公だっただけに、ソノ違いに戸惑いと躊躇いとそしてナンとなくの気恥ずかしさを感じたりしたのも覚えてますワ

以降、お二人が「立ち上がる」を授かったのを機にその時の諸々を小説化→映画化された作品があるんですが、ソレはPassしてしまい、それ以後の作品には手が伸びず・・・のままとなってます汗うさぎ

 

今回は共に「投手設定の主人公」&「ハートフルなファミリアもの」と言う括りでUpしてました

 

最後にいつもの様に1曲、貼っておきたいと思います音譜

メインのに合わせる・となったら、も~コレしかないっしょ

丁度、映画も曲の方もリアタイでしたんでネ

*主演の3人のウチの「ダン・エイクロイド」は大好きな俳優の一人ですワウインク