蒼井碧 「永久凍土の密室 マンモス殺人事件」(宝島社文庫)

 

旧石器時代、マンモス狩りに参加したリーダーの死体が洞窟の中で発見されたッ

入り口は石で埋められ、人が通り抜けるには狭く勾配が厳しい通気孔があるだけ・・・

現代の日本で、体育館に展示された教育学習用のマンモスのレプリカの牙4本が忽然と消えたッしかも鍵が掛けられた館内には惨たらしい死体が遺されており・・・

時は巡り、遺伝子操作・クローン技術・人工子宮の誕生により、古代から甦ったマンモスが人気となっていた動物園で密室殺人がッ完璧なAIにより管理されていた筈なのに・・・

悠久の歴史の中で続く密室殺人事件 鍵はマンモスと牙ッゾウ

 

 

このレーベルからの・というコトは「このミス大賞絡み」な訳で、今作ではないが大賞を獲りデビューした後の・らしいのだが、読んではないが他作のタイトルを見る限り、傾向として不可思議シチュエーションミステリが好みらしく、実に雑誌「ムー」的な雰囲気が漂っている感じがする

今作に於いては、旧石器時代~現代~更に近未来の3つの時代に跨っての《密室殺人》が描かれていて、いずれもマンモスが関わり合っているという趣向

特に最初の旧石器時代のは、まぁ~【小手調べ】的なショートなのだが、他2つは本格的な密室となっている

・・・が、ど~ですかねぇ~絶望 現代舞台のは、まぁ~E~トリックではあるものの、近未来モノは、ねぇ~そんなに・だったし、トリックも直ぐに辿り着けちゃったし、ただ高度発達し自我が発生しつつある(!?)AIとの攻防に関してはソレなりに・って感じだったかな

というコトで・・・全体的にそんなに感心・関心を呼ばなかったかなというコトですネ

逆にショートで終わった旧石器時代のを本格的な事件モノとして書き上げられたらもっと面白かったし、興味を惹けたかなとは思うけど・・・また、ソレも難しいわな

*近未来編では、「北海道の動物園」が舞台となっており、園内の焼却炉から遺体の一部が発見されるシーンがあるんだけど・・・

コレもつい最近、ニュースで観たばかりの光景が甦り・・・「恐怖のシンクロ」にビックリしました真顔

 

 

ロビン・ホワイト 「凍土の牙」(文春文庫)

 

4月も終わりというのに、モスクワから遠く7つの時間帯を超えたシベリアのこの地では、未だ夜は氷点下を彷徨っていた

そんな凍てつくシベリアの僻地で殺人事件が発生したッアセアセ

人員の不足から、捜査を命じられた市長のイヴォークだが、その夜、愛する娘が忽然と姿を消してしまった・・・

事件と陰謀は、このシベリアの凍った大地の向こう側にある

イヴォークは、収容所帰りの頼もしい相棒と共に極寒の地へ赴くッ雪の結晶

凍てつく大地と空気を吹き飛ばす、胸アツな冒険アクション炎

 

記述されていないが、原作は’97らしいが、いつ輸入されたのは不明で文庫化は’03

まぁ~設定と言うか人物造形は、類型的といえばそ~で、ハードボイルドや冒険アクションものには、似たようなキャラは多く存在する

が、舞台と主人公の立ち位置がナンともユニークで興味をそそる

地の果て・と表現するに相応しい、ブリザード吹きすさぶ極東はシベリアの更に奥地で、主人公のイヴォークはなんと市長ッびっくりマーク

そもそも僻地で人自体が少ない土地で起きた殺人事件なので、警察機構そのものが余り機能してないし人員がいない・ソ連が崩壊してから間もないというコトもあるが・・・

ソコに関係が上手く行っていないおてんば娘の失踪が絡み、背後に蠢く危険な闇の存在があり、と、HB世界の典型の様な展開が続く

そして歳は喰ってるが収容所を20年近くの生き延びたという伝説の男が相棒となり、更には好色老人たるイヴォークの親父さんと作中の唯一のヒロイン・アンナのキャラがまた

特に動物学者のアンナは、絶滅危惧種であるアムール虎トラの保護に力を注いでおり、ソノ強固な信念がストーリーに彩りを添えている

二大大国の陰謀を阻止し、愛する娘を救い出す為に奮闘する中年市長と老いぼれ爺のコンビが、読み手のコチラの💘をBuuuurnしてくれる正統派のHBモノといえるメラメラ

彼には過去作も、その後の新作もあるようなのだが、実はその後はフォロっていない

コレ自体も例によって「BO」でたまたま見つけたモノで、興奮しながら楽しんではいたのだが・・・

 

というコトで、今回は作風は真逆だが、2つのWordが関連してたんでUpしてみた

実は、ホワイトの方は忘れていて、蒼井の関連として何にしようかと悩んで迷っていたんだけど、蔵書(ウインク)を整理・というか探っていたら運よく発掘出来たのでコレ幸い笑いっとばかりに選んだ次第です

 

最後に、我らの世代でマンモス・と言えば・・・コレしかないらッくちびる

ッてコトで貼っておきますワ音符