川上和人 「無人島、研究と冒険、半分半分。」(集英社文庫)

 

世界遺産となった小笠原諸島の、更に南に位置する、見渡す限り360度水平線の中にある無人島・南硫黄島 孤立した無人島なだけにソコには自然に営まれた原生態系が残されているッラブ

戦前と、その後は’82に調査が行われただけの楽園に、遂に本格的な調査の手が入るのである

様々な動物・植物学者を始め、絶壁に囲まれた島である為、ルート開拓をするクライマー軍団の中の、「鳥類学者」として選ばれた・と言うか名乗りを挙げた著者が味わった苦闘とは!?一体そしてソコにいたのはナニを見たのか!!

思わぬ事態の続出・命の危険も顧みず、果敢に突進した冒険溢れる科学エッセイに思わず腹を抱えて笑ってしまいます爆  笑

 

先ずもって、訪れたコトはないが名前は知っているし、ナンなら二宮君が主演したイーストウッドの映画を観たりもしているし、実は私の母方の祖父さんの骨も埋まってる(だろうと思われる)硫黄島や世界遺産の自然遺産となった小笠原諸島は有名だが、更に南に離れた南硫黄島(後半には北硫黄島も登場します)となったら、多分皆さん「??」だと思われる

が、ソコは無人島でしかも周囲と隔絶され為に為に島の周囲は切り立った崖が殆どの上陸自体が難しいが為に、動植物にとっては人に荒らされたコトがない楽園であり、研究者学者にとっては「夢のパラダイス」になるのだろうセキセイインコ黄

今回、所管の東京都や大学の協力を得ての3度目の調査が叶い、上陸するコトとなったが・・・

人がソレ迄居住処か、立ち寄った形跡すらないとあっては、戦前と約40年前の調査結果しか残されておらず、ほぼほぼ未知な状況であると言える

なので事前準備に怠りはなかった筈なのにィ~~~ッ絶望という事態が頻発して、アタフタし肝を冷やした危機一髪な諸々が収められている

モチロン、学術調査で訪れている為にその研究考察結果なども描かれているが、ソコばかりをクローズアップをしてしまうと、コチラ側が付いてこれなくなるだろう・との読みで、敢えて軽めのエッセイとして体裁を整えている

つ~か・・・元々、著者自体の性格・キャラがそ~なのかも?と思わせる記述に溢れていて、だからこそ、こ~して手に取り購入し読了した訳で、小難しい学術用語ばかりが並んでいたら、そもそも文庫化までに至らなかったのではと思われ、著者の狙いはまんまと成功したのではないだろうか

まぁ~男子たるもの(ジェンダーの現代ではマズいのかなニヤリ)「無人島での冒険」などと言うフレーズには滅法弱く、魅惑的であるコトは時代を経ても変わらないと思うし、自分では叶わない夢であるので、コレからもこんなワクドキのエッセイなら、余り興味のない分野のモノでも読んでみたいと思うし、充分に楽しめて、しかも知識を得るコトまで出来たりするのが嬉しかったりする

因みに、カバーイラストにはJawsが登場するが・・・

 

 

青山潤 「アフリカにょろり旅」(講談社文庫)

 

’06 東京大学海洋研究所によって、長年の疑問であった「二ホンウナギ」の産卵場所が遂に特定されたッベル

コノ画期的発見は世界中に驚きと賛同に打ち震えたのであったッ

そんな「ウナギグループ」の次の目標は、全18種類と言われているウナギの内、唯一未捕獲状態である「ラビアータ」を採集するコトであったチョキ

塚本教授の元、著者と後輩は、意気揚々と南西アフリカの地へ飛び立ったのだが・・・

幻のウナギを追い求めて、未開の地をうろつく研究者の姿を描いた爆笑エッセイ

 

本書は’07の単行本化の後、’09に文庫化されたモノ

その前に、一般ニュースでも取り上げられたりもしたので記憶にあると思われるが、遂に長年の疑問であった「ウナギの産卵場所」が特定されたのだったスター

ソノ「世紀の大発見」を成し遂げた、東大海洋研究所の面々が、満を持して・調子に乗って(ウインク)幻のウナギを求めて南アフリカへと意気揚々と乗り込むのだが・・・

教授を始め僅か3人と言う最小ユニット・ならまだしも、早々に著者と後輩君の2名となってしまうのである

しかも目的のウナギがドコに生息しているのかはてなマークがさっぱりなのである

現地では「ドコソコにいる」と自信満々に宣うが実はソレは違うのだったりそもそも適当だったりするし、「昨日獲ったけんど喰っちまったよ」と言われ骨は残っているがソレじゃサンプルにはならないし・・・しかも学術調査なので1匹ではダメで最低でも「30匹 びっくり」は必要と来てるとなりゃ・・・ってかソノ前に第一、現地の気候や衛生状態が、非常~~~~に厳しいのである

なのでたった二人の調査員がバッタバッタと倒れるのであるゲッソリ

そして、ソレがエッセイとして書かれると、実に面白いのである爆笑

だって「他人事」だもんネ 日本にしたらマラリアとかには罹らないしウシシ

でもこ~した実生活では直接的に関わり合いにはならない地道な研究の結果が末が、未来を少しずつでも切り開いていくのであって、¥にはならないかもしれないが、何時までのそ~した情熱を忘れずに頑張って下さいと応援したくなってくるのであるグラサンハート

 

 

 

 

*BTW・・・昨日はHomeにVV長を迎えてのGW連戦の初戦だったのだが

負けた・・・前前節のPK戦から含めると3連敗

頼むよ・・・ホンとに 次は2(土)は勝ってくれッお願い