筆者が子供だった昭和時代、将来なりたい職業にプロ野球選手が一番にあがっていた。
それは、プロ野球選手がかっこいいことは勿論、お金が稼げるからである。
昭和時代のサラリーマンは、年功序列・終身雇用が当たり前であり、50代・60代の部長や役員になれてから、やっとそこそこの金持ちになれたものでした。
ですから、手っ取り早く若いうちにお金持ちに、それも誰もが手に入れることが出来ない大金をものにしようと思ったら、やはりプロ野球選手になるしかなかったのであります。
また、当時は芸能人もお金が稼げる職業として子供達には認知されておりましたが、ルックス的に誰もがめざせる職業ではなかったのです。
今でこそ、お笑いタレントが幅を占め、おネェ系タレントやハーフタレント等が多数出演しておりますが、当時としての芸能界は異次元の世界だったのです。
そのような意味では、努力次第・頑張り次第でなれる可能性を秘めたプロ野球選手になりたいと誰しもが思ったのであります。
そして時代が変わり、平成5年にはサッカーのJリーグが開幕し、それ以後は日本での人気スポーツとなっております。
サッカー日本代表の国際試合ともなれば、誰しもが注目するのです。
また、サッカー日本代表選手は知名度があり、あまりスポーツに興味がない人でも、何人かの選手の顔と名前を思い浮かべることが出来ることでしょう。
昭和時代に日陰的存在だったサッカーは今では野球を凌ぐ人気スポーツに成長したのであります。
その結果プロ野球は衰退したのです。
筆者は野球の巨人の選手のことは知りません。原監督ぐらいしか名前が思い浮かばないのです。
もはや世間の人達の感覚も筆者に近いものかもしれません。
また、近年では、人気YouTuberの知名度が高くなりました。
YouTuber のトップクラスの人達は年収何億円という大金が手に入るのです。
ですから、今の子供達はそのような人気YouTuberに憧れている者も大勢いるのです。
しかしここ最近では、YouTubeも規制が厳しくなり、規約に違反する動画はアカウントが直ちに停止されるようになったのであります。
そうなると、どうなるのか?ということですが、当然、面白い動画はアップされなくなり、YouTubeは衰退していくのです。
「そんなワケないよ!」と思う方もいるかもしれません。
だがしかし、時代の流れは速いのです。
昭和時代には、誰しもがラジオを聞いておりました。
それは、テレビにはない醍醐味があったからなのです。
洋楽といった音楽やラジオパーソナリティーの自由な発言とリスナーとの手紙でのやり取りが非常に面白かったからなのであります。
つまり今のネットの世界のように、全員参加型のメディアだったのです。
このようなテレビでは味わえない自由さがあったからこそ、人気のラジオパーソナリティーは、現代で言えば、人気YouTuber的な存在だったのです。
玉城デニー沖縄県知事は、政治家になる前には沖縄県内では抜群の知名度を誇りました。
それは、ラジオパーソナリティーとして人気があったからなのです。
しかし、今ではラジオを聞いている若者は殆んどいないのではないでしょうか?
また、サッカー日本代表のゴールキーパーの権田修一選手がポルトガルの1部リーグへ移籍することを発表しております。
権田選手はJ1サガン鳥栖の所属ですが、この移籍が行われるとJリーグ所属のいわゆる国内組が日本代表選手の中には一人もいなくなると言われております。
つまりは、たった二十数年でJリーグは選手にもサッカーファンからも魅力が薄くなったのではないでしょうか?
そして、5月からの新元号に変わる時代には、『今存在しない全く新しい職業』が子供達の憧れの職業となっているのであります。







