バブル経済崩壊後、日本国民は未曾有の生活苦に陥っている。
バブルが弾けた年代はいつかと言うと諸説あるが、1990年だと一般的に言われている。
その後、翌年の91年までバブル経済の余韻に国民は浸っていた。
しかし、1992年には大手企業が相次いで新卒の採用を大幅に削減すると発表し、初めてバブル経済の終焉を知らされたのである。
けれども私達日本人はバブル経済が弾けたのは一時的なもので、時期に日本経済は復活すると誰もが信じておりました。
月日は流れて、1996年には映画『Shall we ダンス?』が公開され、この映画の大ヒットと共に日本全国に社交ダンス教室が現れました。
ハリウッドでもリチャード・ギアによってリメイクされ、話題を呼びました。
そして、私達の住んでいる街には一つか二つは社交ダンス教室があったのですが、潰れてしまったのかこの教室を今では見かけることは無くなりました。
また、日焼けサロンも今では見かけなくなりました。
80年代後半から90年代初頭にかけては、日に焼けた顔が今で言うイケメンの条件でした。
当時、大人気だった風間トオルさんの様に色黒の男が持てはやされておりました。
ですから、当時の若者はこぞって日焼けサロンに通い詰めたものでした。
そして、90年代後半のコギャルブームまで日焼けサロンの需要は続きましたが、今ではこれらを街で見かけることは殆んど難しくなってしまいました。
日焼けサロンは1回30分あたり2千円位の料金です。一方、社交ダンスは1回1時間あたり5千円~1万円位の料金が掛かります。
90年代の世界に生きていた若者は日焼けサロンで、中高年の方は社交ダンスにでとお金を払うことができたのであります。
しかし、今の若者・中高年の方がこれらに代わる趣味にお金を掛けているのでしょうか?
いいえ、決してそうではありません。
私達は既に購買力を失っております。
日本はもう下り坂をまっしぐらに走っているのですから。