だいぶ古い話ですが、
ある会社の社長が社員にこう言いました。
どうして売上が上がったのか?
売上が上がり、目標は達成できたものの、なぜ売上が上がったのかが不明。
会社としては嬉しいことなのですが、経営者としては理由が分からなければスッキリしないところです。
下がった理由よりも、上がった理由が重要だと思います。
何もやらずに売上があがることはないし、知らず知らず何か変化していることも考えられます。
努力は必要ですが、努力と感じない部分でお客様によろこばれていたなんてこともよくあることです。
この会社は飲食店で、お客様の来店目的の記録を残しただけです。
どんな人が何を目的として来店したのか?
この情報を社員全員で共有した。
その結果、売上が上がりました。
もちろん、その行為が直接的に売上げアップに繋がったわけではありません。
こんなお客さんが、こんな人達と、こんな目的で、と今意識していなかったことを意識するようになった。
たったこれだけ?と思う方も多いと思いますが、これはとても重要なことです。
なんとなくぼんやりしている来店動機をしっかり記録として残すだけで、売上アップの効果はあります。
私も記録は残しています。
その人達のプラスになる情報やサービスを提供することで、問い合せ件数は増ます。
・なぜ来店したのか?
・どうなりたいのか?
頭だけで考えるのではなく、しっかり記録として残すこと。
とても大事なことだと思います。