出演のお知らせ『papillon』 | 谷口礼子オフィシャルブログ「じゃこのおもしろいこと」

お正月から、twitterとfacebookではすでにお知らせしましたが、3月にひとつ、舞台に立つことになりました。

 

実は3月はいくつものお誘いを頂いていて、この時期は劇団活動と事務所のお仕事に専念する予定だったので、どれも心苦しくお断りさせていただいていたのですが、

昨年『オモイメクリテ』の制作さんとしてナナミリオンズでもお世話になった神崎ゆいちゃんから、たってのお願いということで、お会いしてお話を聞いたところ、わたしが10年来やってみたかった「せりふのひとつもない役」だというのです。

 

遡れば10年ほど前(もしかしたらもっと前だったかな)、大学の同期だった人から、「せりふのひとつもない役をやってほしい。その作品を持ってフランスに行かないか」と誘われたのです。フランスで行われる演劇祭に出るのだというのです。当時の私には雲をつかむような話で、興味津々ではあったのですが、渡航費は自腹だといいます。費用が捻出できなかった私は諦めざるを得なかったのですが、その時、彼と一緒にフランスに行ったのが、今をときめく柿喰う客のみなさんでした。

誘ってくれた彼はフランスに行って演劇祭に作品を出し、その後、いまは水戸で演劇を引っ張っています。

なんとなく、そのことが忘れられずにいました。

せりふのひとつもない役というのは私にとってすごく魅力的です。怖くもあります。

でも、役というのは、くださいと言っていただけるものではないですから、やるなら今なんです。どんな役でも。

 

そんなわけで、お断りしてしまった多くの皆様には大変申し訳ありませんが、10年越しの夢をちょっと別の形で叶えてみたいと思っています。

お誘いいただいた神崎ゆいちゃんにとっても思い入れの深い作品だそうで、小さなギャラリーでの4人芝居です。そのためお席が限られています。たぶん、ひとステージ2~30人くらい? そんなに入らないかしら? 息づかいが聞こえるくらいの近い場所で観ていただくような感じになりそうです。
演劇を見たことのない方、大劇場でしか見たことのない方にもおすすめ。小さな空間で世界観をギュッと味わえると思います。

同じ作家さん・別劇団の演出家さんによる別作品『春待つ町』との同時上演で、セット券を買うともうひとつの作品もご覧になれるとか。
開演時間が多彩なので、いろいろなご予定の前後にもどうぞ。1時間ちょっとの短めの作品になる予定だそうです。
予約は1/14からです。予約方法についてはまたご案内します。
 おそらくお席はすぐに埋まってしまうと思うので、どうぞお早めに。

 

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ゆめいろちょうちょ×Ordinarist'sBox.企画公演
『papillon』『春待つ町』

2018.3/6~3/11
@ギャラリーがらん西荻
全席自由席

3/6☆16時00分春待つ・19時00分papillon
3/7☆14時00分papillon(ミニライブ付)・19時00分春待つ
3/8☆14時00分春待つ町(ミニライブ付)・19時00分papillon
3/9☆13時00分春待つ・16時00分papillon・19時00分春待つ
3/10☆13時00分papillon・16時00分春待つ・19時00分papillon
3/11☆13時00分春待つ・16時00分papillon

受付開始、開場は各開演の30分前

前売り・2000円
当日・2500円
セット券3000円(要予約)
両作品を1回づつご覧頂けます
リピーター券・1500円(要半券)
*セット券は前売りのみの販売です。公演期間が始まってからのセット券のキャンセルは出来ませんのでご了解ください。
*開演の5分前になりますとお席がご用意出来なくなる場合がございます。お時間には余裕をもってお越しくださいませ。

papillon出演者
荻山博史(smokers)
宮嶋みほい
谷口礼子(シアターキューブリック/オリオンズベルト)
小林知未

春待つ町出演者
重松優希
内田京
梅原妙美(劇団東宝現代劇)
andmore...

STAFF
脚本・加藤英雄
papillon演出・神崎ゆい
papillon脚色・遠藤隆之介(ファルスシアター)
春待つ町演出・寿々翠
作曲・生演奏・那須寛史(QooSue/ Studio Slow Slope)
チラシ絵・赤瀬麻衣子
企画・製作・神崎ゆい・寿々翠