前はブログをよく更新してたのですが、ツイッターという新しい技術が発展して、ブログより手軽に、即物的に宣伝やお知らせができるようになったので、即物的なコトバばっかり書いちゃうんですの。
でも、芝居はそうじゃいけんな、と思っているのもありまして。
かといって徒然と長くなるのも……とポヤポヤしていた中、「あ、ブログに戻ればいいんじゃん!(←横浜弁)」と思いつきました。
昨日から、『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン-spring version-』の稽古が始まりました。題名が長くて書くのに一苦労です。
11月の公演の再演ということで、ストーリーも配役もほぼ変わりません。変わるのは季節……と謳っていますが、早くもきのう1日稽古しただけで、役者としては、「イヤ~な感じ」でおります。
できてないこともたくさんあったし、芝居は完成なんてしないものですけども、
とはいえ、一つの形で「作品」として一度舞台に載せたものを、引っ張ってきてもう一度ゼロから、やろうという……。
あ、決して後ろ向きな「イヤ~な感じ」ではないのですよ!
でも、役者をやったことある方はみんな言いますが、舞台上でかけていた音楽を、くつろいでいた喫茶店の有線でふと耳にした時の「イヤ~な感じ」、あれです。
懐かしいような苦いような……
あの「イヤ~な感じ」を掘り起こし、惰性の部分を発見し、新しく作っていくというのは……。
今回は初演と再演の間に数ヶ月しかなかったので、セリフも体が覚えていて、楽をしようとしたら簡単なのですが、
それはいけない、と私の中の何かがハッキリ言うので、楽をしないでやりたいなと。
……でも、やっぱり「イヤ~な感じ」なんですよねー。
いい作品になると思います。楽をしなければ。
改めて、「芝居って、傷つかないといけないんだ」という、芝居始めて本当に最初の頃に耳にタコができるほど聞いたコトバが蘇ってきます。
うーん。奥が深い。
こんな感じですが、
明日からできる限り、いいことも悪いことも、ブログに書いてみたいかも。と思っています。