BMW | 元祖!ジェイク鈴木回想録

元祖!ジェイク鈴木回想録

私の記憶や記録とともに〝あの頃〟にレイドバックしてみませんか?


 占いとはたぶん、有史以前からの“統計”に依るものと推測する

 デザインもまた然り・・
例えば、くるまのデザインとして非常に判り易いBMWのあのデザインと、それを選ぶ(好む)ひとの性格、人格、っちゅうか走行マナーのわるさに一定の法則(?笑)が多々見受けられるような気がするのは、たぶんぼくだけじゃないだろう
ところがここ数年、そのシェアを拡大しつつあるその牙城は、そのシェアの拡大と共にその特質的な部分は徐々に綻びつつ、薄れつつある

 先ず、運転がいじょーにヘタなやつ!(笑)

 昨今、別にベンツやBMWのような高級輸入車に限らず、運転がいじょーにヘタなやつとは、自分の運転のヘタさ加減そのものにまったく気が付いていないやつ、と訊く
“無知の知”とはソクラテスさんのお言葉でしたっけ?
 どうやら人間は間違いなく退化しているみたいですよ!?ソクラテスさん!

 まあ、BMWなんざプラモデルすら1台の半分も買ったことがナイぼくなんぞが云える立場も権利も当然ないものの、ベンツさん、BMWさん、YANASEさん(笑)、あんたらのブランドを神格視してきたファンやオーナーのためにも、運転がいじょーにヘタなやつなんぞにくるまを売らないほうがいいのでわ?
くるまが走る凶器なら、あんたらの商品は高性能過ぎる凶器なんですからねえ(笑)
むかし、ベンツだったかポルシェだったか、或いはある車種だったか、ある一定の運転技術が認められる者にしかくるまを売らない、誇り高きメーカーもあったような・・

 世田谷辺りの(えせセレブの・笑)主婦層辺りは、運転がいじょーにヘタだからこそ防御的な性能こそ著しく高い、要するに戦車や装甲車を購入するような感覚でソレらをお選び戴いておられる、とも訊く
もちろん、それに異を唱える気はないどころか、むしろ大賛成だ
ぼくに娘がいたとしたら、『ハイカラさんが通る』じゃないんだから絶対に自転車には乗せないし、大原 麗子とか山本 陽子じゃないんだから単車ももちろん絶対にだめ、まさか櫻井 よしこじゃないんだから軽飛行機なんちゅうわけにもいかないから、せめてBMWの5シリーズくらいに信頼を寄せておきたいところではある
 それが実現不可能なら、最初から娘そのものを持たナイっちゅう屁理屈・・(笑)

(※ベンツやBMWがどれほどいいくるまなのか?は、冬の寒い日にそれらと国産車が入り混じっている駐車場で、それらが何故か野良ねこたちに“選ばれて”いる事実がある・笑)

 けどね、以下みたいなやつには今後、絶対にくるまを売るな!BMW!

 それは去年の夏、お盆のUターン・ラッシュとやらもひと段落着いた頃の早朝・・
東名高速道路の横浜町田インターから都心に向かう上り線は比較的空いていて、同じくるまはもうすれ違うどころか、端で観ることすら1年に1度あるかないかくらいにまで骨董化しつつある我が家の(H5年式の・笑)LEGACY TouringWagonは、それでも快適なクルージングをこなしていたものだった
そこにうしろからいきなし、あの最近のねこ目をチカチカピカピカさせながら、大きさも5シリーズくらいで、そのカタチだけは我が家の骨董品と同じようなステーション・ワゴン・タイプの白いBMWが張りっ付いてくる

“何?あのバカ”

 ルーム・ミラー越しに細君が憤る必要などまるでなく、こちらは3車線あるうちのまん中の走行車線を走っているんだから、道を譲る必要なんかもっとナイ
骨董品とは云え、140km/h程度の走行ならまだまだ楽勝だ
文句があるなら勝手に突っ込んで来て示談なり、東京料金所か三軒茶屋で降りて“ハナシ”なりに応じてやってもイイ・・(※5シリーズ程度のBMWに乗っているやつで、ケンカが強そうなやつが少ないこともまた半ば統計的な定説だからな・笑)
高速道路でナマイキなくるまがいたからブッチ切ってやった!なんちゅうのは、現代では武勇伝でも何でもなく、ナマイキなくるまがいたからテキトーにひと悶着つけて、いくらいくらぶん取ってやった!が正解なのだよ(笑)

“ウンコでもしたいんじゃないの?”

 どっちにしても、ひとの迷惑を考えられないやつはバカだ
バカな人間なんて脚が遅いチーターみたいなもんで、その無能をひけらかせばその無能にさらに無能の輪をかける
仮に全チーターの中で相対的に脚が遅いチーターがいたとしても、彼はその無能をひけらかすどころか、おくびにも出さないことだろう

 弱いオス・ライオンは弱いオス・ライオン同士で争うことがないらしい
オス・ライオンなんちゅう生き物は至って狩りがヘタな動物で、コロニーからはぐれてしまえばシマウマなどにありつけることはなく、ウサギだのネズミだのの小動物を何とか捕まえて何とか喰い繋いでいくしかなく、お互いの生命はもちろん、体力を消耗し合う無能を避ける程度の能力は元々有しているらしい
1980年頃、横浜の野毛山動物園にいたトラは“おやつ”にニワトリをまるまる5~6羽くらい喰っていたけど、体重が250kgにも及ぶオス・ライオンが週に数度ウサギだのネズミだの喰ったところで、結局は短命に終わってしまうのだ
(※オス・ライオンの平均寿命は何と!たった5年!)

 そーいうねこ科の動物ではなく、ねこ目の白いステーション・ワゴン・タイプのBMWは、右車線、左車線、大人しく走っている数台の大型トラックの前、うしろと、他人にただただ迷惑と不快感と危機感を煽るだけの行為がよっぽど楽しくてたまらない変態なのか、ひっきりなしに車線を変更して走行していたものの、やがて遙か前方彼方に見えなくなった
100km/h前後とは云え皆んなが皆んな同じような速度なら、自(分勝手に)転(がす)車や歩行者がいない高速道路なんか至って平和なものなのだ

 やがて東京料金所を過ぎると、首都高速3号線はギッチギチの大渋滞だった
けどまあそんなもん、いつものこと故にこちらはことさら余裕、余裕・・
たぶん歩く速さの半分くらいで50センチくらいずつ少しずつ、ちょびちょびちょびちょびしか進めないものの、それならそれで窓を開けて空気を入れ換えるなり、たばこに火を点けるなり、或いは日頃の速度や走行時間帯では拝むことなんか凡そ不可能な用賀や駒沢近辺の景色を眺めてみたりするのもまたいい
人生とはかくあるべき哉、などと、あとでブログに記そう哉などと、しょーもナイ思惑に駆られていたりもしていると、

“あれ? あそこに停まってるの、さっきのバカじゃないの?”

 あーん?何々?
細君の視線に目をやると、確かにさっきのねこ目の白いバカBMWが、非常時の緊急路側帯に停まっていやがる

“エンコしちゃったのかな?”
“ウンコじゃなくて?”(笑)

 ところが、そのくるまの停めかたがどうもオカシイ
最初の発見はかなり遠方からだったものの、それでも50センチ刻みでも徐々に徐々に近付いて行けば、その不可思議な様子がだんだんだんだん鮮明になってくる
その白いバカBMWはけつを走行車線に向けてやや斜めに、道路の左側の外壁に向かって停車していて、追い越して行った際には確か運転者ひとりだけしか乗っていなかったはずなのに、何故かその4枚あるドアのうち左後ろのドアだけをがばーっと大きく全開にして停まっていやがる

“・・・・・・”
“・・・・・!”

 すごい光景を観た!

 そのがばーっと開いた左後ろのドアの下側には、何やら色白の男の下半身が見えていて、云う迄もなくっちゅうか文字通りウンコ座りのその突端からは、何やら茶褐色の、決して見覚えがないものではないものが、あとからあとからぶりぶりぶりぶり湧き出しているのだ!
斜めに停車したBMWの車体を右手に、がばーっと開いた左後ろのドアを後方に、道路の左側壁を左手に、おいおい、世界的な名車BMWが簡易脱糞所かよ!?(笑)

“ビンゴじゃん”(笑)

 その男が下半身全裸だった(しかも大衆の面前で!笑)故に、当初はまさかそんな行為とは思いも寄らず着替えか何かとタカを括っていた
だが、ひとむかし前にKISSファンの女史に訊かれたことを想い出した

“ジェイクさんはそのう・・、トイレで大をするときには下を全部脱ぎますか?”

 脱ぐわけねーだろ!ガキじゃあるまいし・・

 ぼくには2つ下に妹がいる
2つ違いっちゅうことで、ガキの時分にはふたりとも下を全部脱いで大をこなしていた時期があったものの、ぼくには妹がぼくよりも早く、やがてズボンなりパンツなりを半分だけ下げて用を足すことができるようになることを、実は秘かに何よりも恐れていたのだ(笑)
何しろ妹は妹なので小便もまた座り小便であり、練習なり修得の機会が多いんだからなっ!
けど、先を越されてしまえば兄としての威厳やメンツに関わってしまう・・
だからこの件ははっきし憶えているのだ
毎日毎日、妹ができるようになったかどうかを母親に確認しつつ、ぼくは汲み取り式でしかも大穴(便器全体が穴)の便壺に落ちる恐怖と、衣服を汚して恥を晒す恐怖と戦いつつ、やがてそれを妹よりも早く克服したのである! 戦いに勝ったのだ!(笑)

 それをその女史にも告げたところ、彼女の“統計”は実に意外だった

 それまでの約20年くらいに及ぶ彼女の調査に依れば、大をするときに下半身に身に着けている衣服を全部脱ぐ成人男性の確率は何と!5割とのこと!!!
おいおい!本当かよ!?と当時は半信半疑だったものの、云われてみれば男同士でそんな情報を交換し合うこともなければ、小と違って大は個室で処するがために、usagimaniaでも“さいとうくん”でも、或いはヒトシや“みちる”や父方の同イ歳の従兄弟のサトくんや母方の同イ歳の従兄弟の尚ちゃんが、全部脱いでいる、或いは全部脱いでいたのかどうかなんて知る由もないっ!(jimmy pageさんやジャニーズJr.さんはどっち?笑)

 けどまあ、約5割の人間がデキナイことをできるとしたら、それは満足に値するかもな・・
ぼくは125人中少なくても115人には勝てるとか、450人中少なくても60人はぼくよりも勉強がデキナイとか、1万6千人中少なくても1万5千人はぼくよりもつまらないブログを記しているとか、そーいう数値から単純に安堵感を得たりもする、至って単純な人間なのだ(笑)

 ところで・・

 戦国最強と云われた武田信玄の騎馬武者軍団に三方ヶ原の合戦で敗れた徳川 家康は、馬上でクソを洩らしながら懸命に敗走したと訊く
それはもちろん、それほど恐ろしい合戦に立ち向かった若き日(それでも既に31歳)の家康の勇壮な面を讃える逸話である

 走り抜ける喜びでも何でもいいんだけど、他人の迷惑や不快や何よりも生命の危険を顧みず、我が儘放題に走り抜けた挙げ句、真夏の首都高速道路の緊急避難場所で、衆人の観衆の元でヒヨワな下半身を晒して、ぶりぶりぶりぶりクソを垂れる・・、否、否、否、否、ぶりぶりぶりぶりクソなんか垂れ“られる”恥辱の欠如に無感覚になりつつある、人類の退化こそ恐ろしいもんではないかい?
当然、そのぶりぶりぶりぶり垂れたクソの後始末だって未始末だろう
 皆さん、いぬの糞は元より自分の糞も飼い主が責任をもって片付けましょう

 念のため記しておくと、この男はBMWのレザー・シートの上でクソを洩らすのが正解・・
それならば人類の問題ではなく、個人の想い出(笑)の範疇だけで済んだんだからね


※文中敬称略