『奈良・神戸・京都旅行』初日・奈良市内観光最後の訪問地は、我が国が誇る世界遺産 “薬師寺”!
数年前にYouTubeで「東塔」の解体修理工事のドキュメント映像を見て、実物を見てみたいな~と思っていた場所です。
カーナビを頼りに向かったら「駐車場」ではなく「南門前」を案内されてしまい(加えて道幅もめちゃ狭く、我が愛車「ソリオ」でもギリギリで…)、「ここはどこ~😅?」状態になるプチ・ハプニングがありつつも、どうにか到着しました。
〔ちなみに帰宅してから改めて薬師寺のHPを見てみたら、カーナビを使ってくる場合の注意書きがちゃんと掲載されてました。事前に確認しときゃよかったな…と反省。〕
こちらは駐車場から薬師寺に向かう道中にある休ヶ丘八幡宮。
立札に記載されていた説明によると、この神社は薬師寺を守護する神社なので、薬師寺に参拝する前にまず参拝すべき場である…とのこと。いにしえからの流儀に従い、こちらを参拝して薬師寺に向かいます。
安ヶ丘八幡宮の前にあった薬師寺の伽藍図。こんなに広いんだーとがく然w!
僕らが奈良を訪ねていた日は当初の予報こそ曇or雨だったのですが実際には快晴&猛暑で…。「この暑さのなか、これだけの敷地を歩き回れるんだろうか…💦」とイッキに不安になります。
世界遺産である旨が記載された石碑。逆光で見えませんがw。
来年1月中旬まで、国宝・東塔の落慶を記念した「東塔・西塔」の特別公開が行われているので迷わず特別公開のコースを選択!
境内に示された拝観ルートに従い、まずは金堂へ。
ものすごい迫力ッ!
創建時より祀られている薬師三尊像(国宝)は穏やかな表情ですが同時にとても厳かな雰囲気があり、特定の信仰宗教がない僕ですが、背筋がピンと伸びました…。
大講堂。説明によるとこちらは平成15年に創建当時の規模で再建されたものなのだとか。
金堂・大講堂・東塔・西塔がある「白鳳伽藍」からいったん外に出て、「玄奘三蔵院伽藍」へ移動します。
玄奘三蔵院伽藍に到着。この中に玄奘三蔵像を祀る「玄奘塔」があります。
この伽藍の中にある「大唐西城壁画殿」で特別公開されていた壁画も迫力ありました!
「白鳳伽藍」に戻ってきました。ご覧のとおりの抜けるような青空に…
夏の雲。
暑さに気力・体力・水分が奪われていく…。
ちょいとヘバりながらも国宝・東塔に到着! 平成
薬師寺にある建物の中で唯一、創建当初から現存する建物なのですが、長い年月による劣化・損傷を修復すべく、平成29年から14年かけて全面解体修理を行い、現在の姿になったそうです。
境内に入った時点で見ているにもかかわらず、この迫力と佇まいの美しさに見惚れてしまいます…。
こちらは西塔。創建時の塔は1500年代に戦火により焼失しており、現在の建物は昭和56年に再建されたものだそうです。
東塔・西塔ともに「特別公開」されているのは1階部分。
お釈迦様の生涯を現した「釈迦八層」という彫刻のうち、東棟に前半生の『因相の四相』が、西塔には後半生の『果相の四相』が収められています。
創建時のものは経年劣化によりその大半が損傷してしまったため現在収められているものは、近年新たに造像されたものなのだそうですが、とても繊細で迫力がありました…。
西塔前から臨む東棟と金堂。今から1300年前の人も、こういう景色を見てたんだな…。
カミさんに「撮る人を撮る」をやられましたw。今年4月に入手したゴジラTシャツを着ているのですが、ボディ・バッグで肝心な絵柄が隠れているという…。
中門の両脇を守る「二天王像」。
オリエンタルな雰囲気をまとっているのは、薬師寺が創建された飛鳥時代…シルクロードを経由して海外の様々な物や情報が国内に入ってきた時代…の影響なのでしょうか…。
奈良市内で予定していた訪問地の全てをまわり終え、初日の宿泊地&2日目の観光目的地である、神戸に向かいます。
☆余談①
14年に及ぶ薬師寺の国宝『東塔』の全面解体修理のドキュメント動画が、こちら。
断定できないのですが、数年前に僕が見たのは、このドキュメントが分割で公開されていたものだと思います。
可能な限り創建当時の材料を使用しつつ、これから幾星霜の時の流れに耐えうるよう現在の技術と職人技を惜しみなく投入する姿に感動します。
☆余談②
薬師寺から神戸に向かう前に立ち寄ったコンビニの駐車場で撮影した空。
う~ん。やっぱ9月とは思えない…。