本日は動画アップ後恒例、公開反省会(笑)♪
2021.5.1 ASAYAKE (CASIOPEA)
■曲について
カシオペアの代表曲でもある「ASAYAKE」。その初出は1979年にリリースした2枚目のアルバム『SUPER FLIGHT』なのですが、一番有名なテイクはおそらく1982年にリリースされた7作目のアルバム『MINT JAMS』に収録されているもの。
実際、今回オケで使用した「なりきりギター・ヒーローギタカラ!」も元ネタとして『MINT JAMS』のバージョンを採用しています。
余談ですが、昨年の秋に1日7曲ワンテイクでイッキ撮り!などという無謀なこと(…ある意味こういう自分への無茶ぶりもカシオペアの影響か…笑)を演ったとき、実はこの「ASAYAKE」も候補にしていたのですが、他の曲がすべてロックだったことと、なによりカシオペアの代表曲に挑戦することにビビって断念しまして…(苦笑)、約半年経ってようやく腹を決めてチャレンジした次第でございます。
なにせカシオペアの代表曲なので「ASAYAKE」について語りだしたらキリがないのですが…、あれこれ書くより、御本家の演奏を視聴いただいたほうが、その魅力が伝わるかな…と思いこんなのをご用意してみました。
演奏レベルは「雲泥の差」であることはあきらかですし、本人も重々承知していることなので、ぜったい比較しないよう、お願いします!
■使用ギターについて
野呂さんが使用しているギターがH-S-Hレイアウトなので、無難にいけば“JEM-77FP”なのですが、フロント・シングル・ピックアップを使ってカッティングがしたかったので、“紅ジャケ”を使いました。久々の登場です(笑)。
☆使用ピック・アップについて
イントロとメロディー・パートはフロント・ピック・アップを使用。なぜかって…ストラトのフロント・シングルの音が大好きだから(笑)。一応、楽曲とのマッチングも考慮していますけどね…。
ギター・ソロはリア+フロントのハーフ・トーンを使用。ソロ弾き始めの「シ」の音をのばしている1:19~1:50あたりで切り替えています。音質を変えることで「今、ソロ演ってますよ~ッ!」と主張してみました(笑)。
鍵盤がメロディーを取っているパートのバッキングもそのままリア+フロント。音質が若干細くなるので、こちらも「今、バッキング演ってます!」ってな感じを狙ってみました。
3:20あたりからのオクターブ奏法による、朝日が昇っていく様子をあらわしているような上昇フレーズ(サビ)からエンディングのカッティングはフロント・ピック・アップ。楽曲の骨子になる部分はフロントで統一している…というのが、今回のこだわりといったところです。
☆エフェクターについて
コード・カッティングはすべてカッティング専用にプログラムしたクリア・サウンドを使用。なおかつ音に厚みを持たせたかったので、ごく短いディレイをかけてます。
メロディーやソロは以前「迷夢」を演奏したときに使用した、深めのコーラスをかけたドライブ・サウンドをチョイス。御本家のサウンドをちょっとだけ意識してみました。
ちなみに、使用しているコーラスはクリーン/ドライブとも「デプス」と「スピード」の設定値は同じですが、クリーンにはステレオ・コーラスを、ドライブにはモノラル・コーラスをかけています。
☆奏法について
奏法として特徴的なのはイントロに出てくる“カッティング”と、サビに登場する“オクターブ奏法”。いずれの奏法も、僕はこの曲で覚えたようなものです(笑)。
“カッティング”は右手とミュートがポイント。右手のピッキングは基本的に16分音符のリズムで振りっぱなしにして、休符のところは右手でミュート。一方でリズム感を出すためのカラ・ピッキングはコードを抑えている左手をフレットから離しつつ弦に軽く触れた状態でミュート。
右手を振り続ける+左右のミュートを駆使することでリズム・キープや歯切れの良いサウンド、16ビートらしい疾走感を狙っていくワケです。…もっとも、僕の演奏はかーなーり走ってるので偉そうなコト言えませんけど…(苦笑)。
“オクターブ奏法”は、その名のごとく原音とその1オクターブ上の音を同時に奏法なんですけど、6弦・5弦に原音がある場合と4弦・3弦に原音がある場合とで押さえる手のカタチが決まる…ってことが見えてこれば、この奏法は半分攻略できたようなものです。
残る半分は…これまたミュート。鳴らしたくない弦を左手でいかにミュートするか?がポイントになります。実際に音を出すフレットを押さえているのは人差し指と小指なんですけど、中指や薬指で低音弦を、オクターブで間に挟まれる弦を人差し指の腹でミュートすることで「出したい2音以外は絶対鳴らさね~ぞッ!」ってな意気込みで弾いてます(笑)。
この奏法のときの右手は普通にピッキングで弾く方が多いかと思いますが、ピック+指で弾くという方もいるようです。実をいうと、僕もこの奏法を覚えた最初期はピック+中指で弾いていて歯切れの良さを求めてピックだけで弾くスタイルに変えました。
そうは言いながらも、3:52あたりからの“オクターブ奏法”にトレモロ奏法を加えているところではピックで3弦を、中指で1弦を弾いています。これは野呂さんがそうしてるから…というまたしてもミーハーな理由。とはいえ、ピック+中指によるトレモロ奏法って、実践投入したのはこの動画が初めてなんですけどね…(笑)。
■録音録画について
アップした日の午前中に3テイク。これが調子よく完奏できたので聴き比べてみたところ…どれもイントロで走りに走っていたので…ボツ(苦笑)。
で、午後から再度トライして、完奏できた3テイクから最終テイクを採用しました。やっぱり走ってはいるのですが(苦笑)、一番楽しく弾けたので「これで、いいか~♪」ってな感じで決めちゃいました(笑)。
☆余談
今回画面に登場しているのは「ウルトラマン・メビウス」!
中段に載せたカシオペア3rdのライブ動画を観ていただくとわかるのですが、サビのオクターブ奏法のところで演奏者と観客が一緒になって手を挙げて盛り上がるのがライブの定番なんですよね。
で、動画を撮るときはそれも再現しようかな~なんて考えていたのですが、何かの拍子に家族にその姿を見られたらシャレにならんなぁ~と(笑)。そんなワケで僕のかわりをウルトラマン・メビウスに託してみた…という、ちょいとマニアックな仕込みでした(笑)。