今月2日に演った『2021年弾き初め』企画、振り返りの最後は、こちらの曲!
■曲について
10月の記事と重複しますが、作曲したのは6年ほど前。夕暮れ時に「じゃあ、また明日~」と友達に手を振って家路につく子供たち…。そんなノスタルジックな光景を思い浮かべながら作った曲なのですが、裏コンセプトは「フレットレス・ギターで演奏する曲」。
フレットレス・ギターはずいぶん前から持っているのですが、なかなか弾く機会がない…というか弾きこなせなかったんですよね…(苦笑)。でもせっかく持ってるんだからどうにか使いたい…と思い、出した結論が「強制的に使わざるを得ない状況を作る」。僕のS気質とM気質がみごとに融合した曲です(笑)。
■使用ギターについて
使用したのは動画初登場となる“フレットレス・ギター”!
遠目から見たら普通のギターですが指板部分をアップで撮影すると…
フレットがないッ!
このアップの写真からなんとなくご推察された方もおられるかと思いますが、こちらは市販品なく所有していたギターを改造して作ったもので、このネック、実は元々“紅ジャケ”についていたものです。
フレットレス・ギターを作った経緯やスペックはおいおい書いていこうと思います。…って、そういや愛機バカ企画の“detail of ”シリーズ、滞ってるな…(汗)。
フレットレス・ギターの一番難しいところは正確なピッチで弾くこと。もともとフレットがあった場所にラインが引いてあり、原則的にはそのラインぎりぎりを押さえるとほぼ正確なピッチを得ることができるのですが、あくまで原則。ぶっちゃけ例外の方が多いので(苦笑)。ラインをめやすにしつつも最後に頼るのは自分の音感。
非常にユニークなサウンドを提供してくれる面白いギターなのですが、自分の音感を問われるとても恐ろしいギターでもあります。
演奏で使用しているピック・アップはリア。フレットレス自体輪郭がぼやっとした音なので、フロントやセンターを使うと輪をかけてぼんやりしちゃうので、フレットレスではリアしか使っていません。
■録画&録音について
前述のとおり、持っていても弾いてない…状態が長かったので、そもそも演奏するか否か…という段階から悩んだのですが、新年の新しいチャレンジといいますか…、今一度フレットレス・ギターに向き合いたいと思い、今回は「はじめの一歩の記録」という感覚で録画しています。なので撮り直しナシのテイク1。音程的には「…」なところもありますが、はじめの一歩にしては上出来かな…。
今年1年かけて、フレットレス・ギターの腕前がどうなるか…?またしても我がS気質とM気質の発動でございます…(笑)。
☆余談①
こちらは昨年9月に録音した「SEE YOU TOMORROW」のセミ・アコバージョン。
フレットレスが弾けないから…という消極的な理由からセミアコを使ったのですが、これはこれで気に入ってたりするのですが、皆さまの評価はいかに?
☆余談②
今日1月16日は「禁酒の日」。先日誓いを立てた(大げさな…)2月5日までの禁酒はちゃんと続けてまして、どのくらいかぶりに“素面”で週末の夜を過ごしてます(笑)。
ところでこの「禁酒の日」は、アメリカで1920年1月16日に悪名高き(?)禁酒法が施行されたことに由来するのだとか。
少し前までは“外国の昔話”なんて思っていた法令ですが、カタチを変えて“自国の今話”になりそうな気配を感じるのは、気のせいでしょうかね…。