「弾いてみました!」振り返り 企画、第3弾は、こちらの曲!
哀しみの恋人達
■曲について
「哀しみの恋人達」はジェフ・ベックの代表作アルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』に収録されている美しいバラードで、作曲はあのスティービー・ワンダー。高校生の頃、ギター仲間が様々なギタリストの代表曲を編集してくれたカセット・テープで聴いたのが最初だったと記憶しています。
『ブロウ・バイ・ブロウ』は大学に入学してからCDを買ったのですが、これを聴いて「ギター・インストって凄い…!」と。最終的にインストに宗旨替えをしたきっかけはフュージョンなのですが、その下地めいた部分はこのアルバムにあったんだろうな…と思います。
『ブロウ・バイ・ブロウ』収録曲はどれも秀逸で好きなのですが、実際に演ってみたい…と思ったのがこの「哀しみの恋人達」で、大学時代に1度だけバンドで演奏したことがあるのですが、御世辞にもよい出来ではなく…黒歴史化していたのですが(苦笑)、このカラオケCDでようやくその呪縛から解放された感があります(笑)。
ジェフ・ベックは1度だけライブを観たことがあるのですが、この「哀しみの恋人達」を聴いたときは感動したなぁ…。
■使用ギターについて
使用するギターは、ジェフ・ベックといえばストラトキャスターでしょ!という、とても安直な理由で“紅ジャケ”を起用(笑)。
ちなみに『ブロウ・バイ・ブロウ』に収録されている「哀しみの恋人達」でジェフ・ベックが使用しているのはフェンダーのエスクワイヤーという、テレキャスターの御先祖様にあたるギターと言われているので、テレキャスつながりで“Cropper Classic”を使う…という少々マニアックなことも検討してました(笑)。
ピックアップは演奏前半はリア+センターのハーフ・トーン、ギター・ソロ以降はフロントを使用しているのですが、ギター本体のボリュームで歪み具合を変えたり、指弾きをつかったり…という小技を使ってます。シングル・コイルのギターはこういう小技が効果的に使えるのも魅力ですね。
エフェクターはメインで使用しているドライブ・サウンドのみ。サウンドの変化はすべて前述のような、使用するピック・アップや各種コントローラーの調整などでやってみました。
■録画&録音について
今回の「弾いてみました!」企画のうち、唯一撮り直しをしています。ただ、撮り直しと言ってもテイク1はイントロのボリューム奏法を失敗してすぐ録画を止めているので、最初から最後まで弾き切る…という意味では1テイクで済ませています。
とはいえ、弾き間違いを誤魔化してるところが多々あります。この曲に限りませんが(苦笑)。
でも、ミスをそれっぽ~く誤魔化すのも、ある意味テクニック(開き直りとも言う)。そんな“誤魔化しテクニック”も、あわせてお楽しみいただければ幸いでございます(笑)。