先月11月にやった「弾いてみました!」企画の振り返り、第2弾はこちらの曲!
CROSSROADS
■選曲について
今回の企画は2015年に購入したリットーミュージック『なりきりギター・ヒーロー ギタカラ!』のカラオケCDが手元にあったからこそ出来た企画なのですが、この『なりきりギター・ヒーロー ギタカラ!(上巻)』を買おうと思った理由は、この「CROSSROADS」が収録されていたから。
より厳密に書くと「CROSSROADS」と、今回は演っていませんがカシオペアの「ASAYAKE」が収録されてなかったら、たぶん買うことはなかったと思います。
現時点の我がブログのメッセージ・ボードに載せているのが「CROSSROADS」で、そのコメントに“クリーム(Gt:エリック・クラプトン)のクロスロードを聴いたのは17歳のとき。あのときこの曲を聴かなかったら、今日までギターにのめり込んでいなかったかもしれません…。”と書いているのですが、これはホントの話。
それまでの僕のギターに対する認識は“歌の伴奏”と“間奏”を担当する楽器。ギターを弾き始めた頃は歌モノを志向していたこともあってギター・ソロにはまったく興味がなく、ギター教室に通いエレキ・ギター演奏上の様々なテクニックを教えてもらい“それなり”にこなしつつも「コード弾きだけ教えてもらえればいいんだけどな…」と思っていたので、グループ・レッスンでのパートわけでもコード弾き(=レッスン上は地味なパート)を率先して選んでました。
そんな、伴奏者気質だった僕にギター・ソロの魅力を教えてくれたのが「CROSSROADS」。
当時の師匠が「20年くらい前の曲なんだけど…」といいながら聴かせてくれたのですが「そんな古い曲を、今やるの…?ってか、もっとコード弾き教えてよ。」なんて思っていた17歳の僕にイナズマのごとき衝撃を与えたのがエリック・クラプトンのギター・ソロ。
それまでひたすらコード弾きを志向し、師匠の「このコはあえて身を引いてるのかも?」という気遣いで振られて不本意ながら“それなり”にこなしていたギター・ソロに対し、心の底から「自分がソロを弾きたい!いや、オレが弾かなければならないッ!」なんて思い、ギター・ソロの課題に真剣に向き合った曲なんです。
…とまぁ、そんな濃い思い出があるので、「弾いてみました!」企画では絶対にハズすことができない…むしろこの企画は「CROSSROADS」ありき。で、思い出の曲なので僕にしてはめずらしく、クラプトンのソロ・フレーズ完コピを目指して弾いてみました。もっとも、その結果は「あれから30年近く経つのになぁ…」ってな感じでしたけど(苦笑)。
■使用ギターについて
世間でいうところのクリームの「CROSSROADS」は、1968年にリリースした2枚組アルバム『クリームの素晴らしき世界』のディスク2収録されているライブ・テイクに収録されているもの。
このライブでクラプトンが使用していたのがギブソンのソリッド・ギター“SG”かセミ・アコの“ES-335”のどちらからしい…ので、それにあやかって僕も所有するセミアコ“SA-1000”を使ってみました。
今でこそフェンダー・ストラトキャスターを弾いているイメージが強いクラプトンですが、クリーム結成前に参加していたブルース・ブレーカーズやクリームではギブソン製のギターを愛用してたんですよね…。
■録画&録音について
こちらもテイク1で終了。普段の僕はヒトサマの曲を演奏する場合、自分の感覚で弾くのですが、この曲に関しては前述のとおり、目指せ完コピ!で臨んだのですが…特に2回目のソロは…ふっくらこんがり炎上してます(苦笑)。
クリームと言えば、クラプトンもさることながらリズム隊二人の演奏も個性も強烈で、ギター・ソロの裏でベースもドラムもソロ演ってんの?ってくらい我が強い演奏をしており、「弾いてみました!」で使用したカラオケCDでもそれを見事に再現してくれてるので、気を抜くとあっ!という間に、置いてけぼりを食らうんですよね…。
あれだけ派手なリズム隊に乱されることなく、メロディアスで美しいソロをアドリブで演奏してしまうクラプトンってホント、凄いなぁ…と、改めて尊敬の念を抱きました。