本日は、GW中に読み終えた1冊から。
浅野裕一:著『孫子』
本書を読むきっかけは、こちらの動画。
中国古典『孫子』を「現代語訳」「書き下し文」「現文」で読めるほか著者による語注と解説もあるという、高校時代の古典の教科書を彷彿とさせる、とても読み応えのある構成なのですが…。
ビジネス界でも愛読者が多いとはいえ、そもそも本当の意味での戦術書なので、読んでて楽しかったり内容がスルスルと入ってくる…という部類の本ではないので、2月下旬に入手したにも関わらず最終的に読み終えたのがGW最終日(苦笑)。ずいぶん長い付き合いになりました。
先ほど触れたとおり本当の意味での戦術書なのですが、とはいえそこは中国古典。情報の重要性を説く故事成語として有名な「彼を知り己を知れば百戦危うからず」や武田信玄の軍旗でおなじみの「疾きこと風の如く…」といった「どこかで見聞きしたことがある」という言葉も多く目にしましたし、日常の…特にビジネスシーンで活用できそうな考え方も豊富で、とても刺激になる1冊でした。
何千年もの間、脈々と受け継がれてきたのは、そこに不変の真理があるから。折に触れて先ほどの動画と本を行き来しながら、復習したいと思っています。