昨晩かいた記事のような事態を経て、今日は会社から全社員にむけてメッセージを発言することになったのですが、諸般の事情からその役柄を担うことになりました。
想定外ではありましたが、やらなきゃ先に進まない。そんなワケで発生した事実を報告しつつ、かなり厳しい口調でメッセージを発信させてもらいました。
ところで、こういう厳しい言い回しを使うと「アイツ、怒りの感情にまかせて発言しているな…」と捉えられることが多々あります。
確かに感情にまかせて話す方は世の中多いですし、僕自身もそうしてしまうことは…多々あります(苦笑)。それに、リアル・タイムの事象を捉えたものであれば、感情むき出しで対応したほうが効果がある場合もあるので、感情にまかせて話すこと自体は否定しません。
ただ、今回のように事態の発生から時間が空いてしまっている場合においては、怒りにまかせて発言したところで「今さら、何?」とウザったがられ、いたずらに反感を買うだけだと思います。僕だって聞く側の立場だったら絶対反感しか持たない(笑)。
さて、どうしたものか…。
僕はそんなときに、事前に“台本”を作り、これに沿って芝居をする…という手法を使っています。
この“台本”を用意するときには、伝えるべき主旨の整理はもとより、それを伝えるための言い回しや、どこで“怒り”の感情を見せれば効果的に伝わるか…?なんてこともちゃんと考えておきます。
こうしておけば、自分の中の“怒り”は、ただの感情ではなく、表現手法の1つ。台本に沿って芝居をしながらメッセージを発信すれば「怒り」とその怒りの原因…伝えるべきメッセージ…を、ある程度冷静に話すことができるので、聞き手側も多少なりとも耳を傾けてくれるはずです。
…な~んて偉そうに書いていますが、悲しいかな演じているうちにヒートアップしてしまうことも多く(苦笑)、まだまだ使いこなせていないのが現状だったりします。
この怒りの作法。いつかは自在に使いこなせるようにしたいものです。
…って、怒らずに済むに越したことないんですけどね…。