本日も読了した1冊から。こちらも年始の休み中に読了しています。
望月麻衣さんの『京洛の森のアリスⅡ』。こちらもまた、発売日(9月)に購入していながら年越し(反省)。今月は「京都寺町三条のホームズ」の新刊発売があるので、その前に読んでおこうと年始休みの最終日(1月6日)にイッキ読みしました。
昨年2月に現実の京都ではないアナザー京都を舞台にした和ファンタジー小説として登場した「京洛の森のアリス」の続編。
作者の望月さんご自身も「1巻より面白く書けた」と仰っておられるとおり、第1巻をはるかに凌駕する面白さ(1巻が面白くないワケではありません。念のため。)!
前述のとおりイッキ読みしたのですが、新刊が出るから…というような実務的(?)な動機以前に、「面白くて夢中になって読んだので、気が付いたら読み終えていた」というのが、本当のところです。
このシリーズはファンタジーというエンタメ的な面白さと現実世界でも充分通用する教訓とのバランスの良さが特徴のように思っていたのですが、今回のお話はサブタイトル「自分探しの羅針盤」が示すとおり、そんな特徴がより顕著になったように思います。
この先、更なる物語が展開されるのかは不明ですが、この作品もぜひシリーズ化してほしい…。楽しみにしています。
ところで。「京都寺町三条のホームズ」「わが家は祇園の拝み屋さん」に続き、こちらもコミカライズされるそうです!
あくまで私見ですが、望月さんの作品群の中では、コミックスや(予定はないようですが)アニメーションといったビジュアルに訴える媒体との親和性が一番高いのが本作のように思っていたので、こちらの展開も楽しみにしています。
京洛の森のアリス II 自分探しの羅針盤 (文春文庫)
680円
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