α-Project × 『さんぽde野外ライブ』④ 裏話編2/3 | jakeのブログ 

jakeのブログ 

夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

本日もα-Project × 『さんぽde野外ライブ』の裏話。皆様に御見せすることのない舞台裏では、いろんなことがあります。

 

 

③MCの裏事情… 事前にどこまで準備しているか?

僕のライブのMCは、御覧になった方から「場慣れしてる」とか「即興でよく喋れますね」と分不相応な評価をいただくことがあるのですが、そう見えるように必死に振舞ってるというのが、実際のところです。見栄っ張りなものですから…(苦笑)

 

これはライブのMCに限らないのですが、アドリブが苦手なので人前で何かを話すことがわかっている(またはその可能性がある)場合は、話すネタをすべて、事前に考えています。

 

ただ、ちょっとしたコツで「その場の雰囲気で自然に話しているような雰囲気」を醸し出すことができるらしい…ということを、これまでの経験から学んでいて、たとえば…っと、ここから先は企業秘密です(笑)

 

ちなみに今回のMC、カミさんからは「早口で、音がデカくて、うるさかった!」と不評でした(苦笑)。早口なは僕の責任ですが、音がデカイのは音響上の問題。ただ、いかな腹黒な僕でも「MCのリハもやらせてもらえますか?」とは、言えませんでした…(笑)

 

 

 

④スタッフさんと仲良くなるきっかけ… マニアックな盛り上がり 

音楽イベントのスタッフさんの場合、ご自身が音楽になんらかのカタチで音楽に携わっておられることが多いので、初めてお会いした方であっても、なんらかの共通事項…得てしてマニアックな話が多い…が見つかると話が盛り上がり、お互いの距離が縮まることがあります。

 

今回スタッフの方々と盛り上がったのは、僕の機材の話。

 

「打ち込み」といえば、今はパソコンが当たり前のご時勢なのですが、僕はいまだに古式ゆかしく(?)ミュージック・シーケンサー YAMAHA QY-700を愛用しています。

 

今となっては「シーケンサー」と言っても「ソレナニ?」という方が圧倒的に多いのですが、今回のイベントの音響さんや司会者の方は、この器材のことをご存知で、「いや~、パソコンに乗り遅れちゃったもんですからね…」「懐かしい!QYってコンパクトなモデルもありましたよね~!」「自分はローランドを使ってた…」なんて盛り上がり、良好な関係ができた状態で本番に臨むことができました。

 

 

 

⑤時間に正確!… 打ち込みならではの強みと弱み

ライブとなると以前は QY-700 そのものを持って行くことが多かったのですが、ここ数年作っている作品は外部音源の音も重ねて作っているため、QY-700単体でそのサウンドを再現するのが厳しいことや仮に音源まで持っていくとセッティングも煩雑になることから、最近は演奏曲目順に編集して、ウォークマンにまとめています。

おかげで持っていく機材もセッティングもずいぶんシンプルになりましたが、なにより各セクションごとの演奏時間が把握できるため、ライブ全体の計画がずいぶんたてやすくなりました。

 

例えば今回の場合だと、バンドの持ち時間は45分。ウォークマンに転送されたデータは操作の時間を含めて30分なので、残った15分がセッティングとMCの時間。セッティングと撤収に7分かかるとすると、MCの時間は8分。

 

先ほどMCのネタはすべて事前に考えていると書きましたが、こうしてMCの時間が見えているので、MCの回数(今回の場合は2回)やそれぞれの時間もきまり、そこで話すネタもおのずと決まってくる…と。

 

で、セッティングに予定よりも時間がかかった場合はMCを短く…最悪の場合は2回を1回にすればいいし、反対に思いのほか早く済んだ場合は予備のネタを話せば調整できる…と、持ち時間にとても正確なバンドが完成するワケです(笑)

 

ただ、演奏曲やMCがここまで決まっている故に、もしアンコールを頂くことがあってもそれに対応できない…というバンドとしては、とても恥ずかしい弱点もあります。

 

その場合は「スミマセン、持ち時間が決まっているものですから…」と言い訳して逃げ切る…と…(苦笑)

 

 

 

⑥舞台には2本のギター!… 基本は実益重視

今回持っていったのは、この2本。

メイン・ギターはIbanez JEM-77FP(写真左)。このギターについて書く時に必ず使うセリフですが、1本でいろんな楽曲に対応できるサウンドバリエーションを誇る、頼れる1本です。

 

ポスターで半分以上隠れているのが、サブで用意した“紅ジャケ”。今回のレパートリーはトレモロ・アームを使う曲が多いので、所有するギターの中でアームが使える“紅ジャケ”を選びました。

 

サブ・ギターを持っていくのは正直面倒だと思うこともあるのですが、万が一ギターがトラブったら、ゆるキャラ体型のおっさんがステ―ジで途方にくれる…というとても痛々しい姿を見せることになるので(苦笑)、事情が許す限り、持っていくようにしています。

 

…と、実益重視で2本持っていくワケですが、「舞台にギターを並べたい!」という、ギター弾きの“エゴ”も否定できません(苦笑)

 

 

自己満足感漂う裏話(笑)、もう少し続きます。