本日も読み終えた1冊から。
ライフネット生命保険の創業者・出口治明さんの『人生を面白くする本物の教養』。
日本でタイトルにある「本物の教養」という言葉が気になって手にしたのですが、優し気な表情の著者写真と穏やかで読みやすい文体とは裏腹に(笑)、「教養」に関する定義や指摘はとてつもなく鋭利!
身に覚えがありつつも認めたくなかったこと ― いい加減に過ごしてきたコトや、身に着けたつもりで終わらせていたコトです ― をズバズバと指摘された気がして、「こういうのを“本物”って言うんだ…」と読みながらず~っと反省しっぱなし。タイトルに偽りなし…です。
ただ、前述したように文章自体はとても穏やかなので、“説教”されているというより“諭される”ような感じで、イヤな気持ちにはなりませんでしたし、出口さんが教養を身に着けるにあたり大切にしてきたことも多数紹介されていたのですが、それらは必ずしもハードルが高いワケではなく(とても高いものも…ありましたが)、読了後はとても前向きな気持ちになれます。
僕は自分に対してドSでドMだと思っているのですが(笑)、同じ性癖の方なら、特に共感を持って読んでいただけるかと思いますし、そうじゃない方も(笑)、「教養とは何か?」を考えるのに、とてもいいテキストだと思います。
![]() |
人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)
864円
Amazon |