新谷かおるさんによるホームズ・パスティーシュ「クリスティ・ロンドンマッシブ」最新&最終巻となる5巻を購入しました。
クリスティーの活躍や帯にある“犯罪捜査の革命”は化学捜査黎明期の時代背景にもマッチして、とても興味深いものがあっったのですが、エンディングに向けての展開には、駆け足気味かなぁ…という印象も。これは「もっとこのシリーズを読みたかった!」という僕の欲がそう思わせてるのかもしれません…。
作者である新谷かおるさんが、この作品の最終回脱稿を最後に、しばし休筆されるとのこと。素晴らしいホームズ・パスティーシュ作品を世に送り出していただき、ありがとうございました!
「クリスティ・ロンドンマッシブ」にはクリスティー以外の新たなヒロインとその宿敵との新たな物語の予兆が描かれていたので、一息つかれた後に新作としてお目にかかれる日がくることを祈っています。