4曲目はYMOの『TECHNOPOLIS』。
お気軽GIG名物(?)「それをアコギで演るか!」シリーズで挑んだ曲です。年々選曲が過激になっていく感がありますが、ついに…テクノ。
選曲や楽譜(orコード譜)のやりとりは普段メールでやっているのですが、この曲を候補として伝えたときの相方の反応は、「まったく想像がつかない」でした(苦笑)。
でも、この狂気の沙汰って感じの選曲にも、ちゃんとした(?)元ネタがあります。それは、数年前に購入したこちらの「ソロ・ギターの調べ」という楽譜(模範演奏CD付き)。
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ロックやクラッシックの名曲を比較的シンプルなソロ・ギター・スタイルにアレンジした楽譜なのですが、この本に『TECHNOPOLIS』も収録されており、これがすごく格好よかったんですよね。でも、ソロ・ギター・スタイルというのは僕のもっとも苦手とするところで(ウン十年も弾いてて自慢になりませんが…)、あこがれてトライしたものの演奏できなかったんです。
で、今回「それ演るか!」曲の候補をあれこれ考えていたときに、ふとその『TECHNOPOLIS』のソロ・ギター・バージョンのことを思い出して「一人ではダメでも、二人がかりなら…演れる…はず」と思い、相方に「『TECHNOPOLIS』を演りたい」とメールした次第。
今までも一見すると無茶っぽい選曲をし、そのたびに「演ろう!」と快諾してくれていた心の広~い相方が、はじめて弱気な返事をしてきたので「相方すらそう思うのなら、観てる人はより「それを演るかぁ!」と思うんだろうなぁ…」などと妙な自信を持ち、容赦なく相方に譜面を送り付けてセットリストに入れちゃいました(ひどいな…)。
当日は…ふたりともアドレナリンが過剰に出たんでしょうね(苦笑)、想定以上のテンポで弾くことになり、ちょっとだけ焦ったり、一部の奏法を断念したり(ホントはサビをダブル・ストップで弾くつもりでいたのですがテンポが速すぎて追いつきませんでした)しましたが、録音されたものを聴いてみると、あれはあれでスリリングでよかったかな…なんて思います。
当日の晩に相方からお疲れさんメールがきたのですが、そこには「この曲は、また演ろう!」という、選曲時に「想像つかない」とコメントした人と同じ人だとは思えないような一文がありました。MCでも触れましたが…やはり我々はふたり揃って“ドS”で“ドM”みたいです(笑)。