MCを挟んで3曲目に演奏したのは沢田研二さんの『時の過ぎゆくままに』。
このあたりから素直さがどこへやら…って感じですが(苦笑)、この曲を選んできたのは相方。
裏事情を話すと、ここ2~3年くらいは相方が公私に渡り超多忙だったこともあり、実質的に選曲&構成は僕がすべて担当していたのですが、以前書いたように今回は相方にも多少なりとも時間的・精神的な余裕が生れたようで選曲から携わってくれました。
で、せっかく相方が選んできてくれたので「僕はバッキング(伴奏)に専念します!」宣言をしてメロディーやソロは相方に一任。
もっとも、このあたりは1曲目の「IMAZINE」やこの次に演奏する「TECHNOPOLIS」で僕がメロディー・ソロとも演ることになっていたため、ライブ構成上のバランスをとりたかった…という面もありましたが。
我々“お気軽GIG”はふたりとも音楽的なルーツこそ似通っているのですが、ギターの弾き方については明確な違いがあります。
例えばメロディーの弾き方では、僕がプリング・オフやスライドといったギター演奏上のテクニックでニュアンス付けをすることが多いのに対して、相方は間合いでニュアンス付けをすることが多い。
ソロでいけば、僕が原曲のメロディーをあまり意識せずフリーな感覚で臨むことが多いのに対し、相方は原曲のメロディーのフェイクから発展させることが多い。
この曲を含め、今回は一人がメロディーもソロも弾くスタイルで1曲通す曲が多かったので、そういった違い(個性)が、より明確に出ていたような印象があります。