ジャズ・ギターの巨匠:ジョー・パス(Gt)と、レッド・ミッチェル(Ba)のデュオによる『いそしぎ』。ストックホルムのクラブで録音されたライブ作品です。
今年の夏に購入したジム・ホール(Gt)とロン・カーター(Ba)によるデュオ作品を聴いて、デュオ形式の演奏に興味を持ち(あくまで“興味”だけ。演ろうとまでは思いません…^^;)、他の作品も聴いてみたいなぁ…と思っていたところで見つけたので、購入してみました。
ジョー・パスといえばソロ・ギターの名手でもあるので、アルバムを聴くまではジョー・パスのソロ・ギターにロー(ベース)を足した感じになるのかな…なんて失礼なことを安易に想像していたのですが、“デュオ”を名乗る以上、そんな安直な作りになっているハズなく(^^;)。そこで展開されていたのは名プレイヤーふたりによる絶妙なアンサンブルによる、非常に美しく洗練された音楽たち。
プレイヤーとしての卓越した技術に加え、互いの演奏をよく聴き、互いを尊敬し、互いに引き立てあえる“懐の深さ”を持っているからこそ、成立するものなんだろうなぁ…。
ギター弾きとして…というより、一音楽ファンとして、その美しさや懐の深さに惚れ惚れする作品でした。
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