マイナンバー | jakeのブログ 

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夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

昨日は来年1月から本格的な運用(※)が始まる「社会保障・税番号制度(通称・マイナンバー制度)」に関するセミナーに参加してきました。

なにせ行政から「相当なリスクのある制度にもかかわらず「制度は決めた!あとは企業でやっておけ!ミスったら責任はあんた等ね」的な“丸投げ感”のある制度。

ある程度の覚悟はしていたつもりですが、制度運用開始にあたって、具体的にやらなければならないこと(=行政から押し付けられたこと)を知れば知るほど、手間もかかるわ、扱うにあたってのリスクもデカいわ、管理コストもかかるわ…と。セミナー会場から出て、最初に口から出た言葉は、「やれやれ…(--;)」でした。

とはいえ最早、決定事項。

「やれやれ…(--;)」とため息をつこうが、「そんなのヤダ!やりたくない!」と一人で駄々をこねようが、何もしなければ業務がいたずらに滞るだけ。


やってやろうじゃん。

(※)政府の回し者みたいで癪ですが(^^;)、通知は今年10月から始まります。制度に対する不安はありますが、「知らん!」「失くした!」はご本人にとっても僕ら実務者にとっても(^^;)洒落になりません。ご注意を!






■余談
しかし、これだけこっちに負担をかける以上、行政サイドもしっかりやってほしいですね。

管理され、なおかつ実務面でリスクを負う身としては「勘弁してくれよ」って感じの制度ではありますが、行政サービス側の立場から考えれば、マイナンバーで一括管理すれば、確かに業務効率はグッと良くなるはずですから、一定の理解はしているつもりです(あくまで、想定どおりなら…の話ですが)。

ただ…例えば、行政がマイナンバーのメリットとして挙げている「行政サービスの向上」という観点でいけば、過去に同様のメリットを謳って展開したはずの住基カード(ネット)って…結局何だったんだ?と。少なくとも僕は明確なメリットを一度も享受していないんですけど。マイナンバーは目に見えたメリットを提供してくれるのかな…?

マイナンバーで企業にガチガチに要求している「セキュリティー対策」でいけば、つい先日、日本年金機構が個人情報を流出させるというダメなお手本を見せつけてくれたばかり。あれやっといて「お前ら対策せ~よ。漏らしたら罰則(※)だかんな!」って言われても…ねぇ。
ちなみに「マイナンバー」は、平成29年1月以降から健康保険・厚生年金の諸手続きにも使用するのですが、この管轄機関は、その「日本年金機構」です。
(※)マイナンバーが漏洩した場合は、企業もその業務に携わった者も(!)「4年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金又は併料」です。つまり僕個人もこのリスクを負って仕事をするわけですね。

「個人情報保護」の観点からは、例えばどこぞの市で公務員が興味本位で個人情報を閲覧した事件があったっけ。あれ、たぶん氷山の一角なんだろうなぁ…。公務員といったところで同じ人間ですから、完璧だとも思っちゃいないし特段に高いモラルを求めようとも思っていませんが、さっきの罰則じゃないですけど民間にだけそれを求めないでくれって感じ。

番号の付保や管理については、国は消えた年金問題という大きな“前科”がありますし…。

人に求める以上、そっちもそれなり覚悟を持ってくれないとね。

ん?「本編」と「余談」との文章量バランスがおかしいな…(^^;)。