椎名高志さんの短編集 『㈲椎名大百貨店』。
本作は「最後の事件」で、ライへンバッハの滝で宿敵・モリアーティー教授ともども死んだはずのホームズが「まさか…!」という理由(もっとも、ドイル作品でのホームズの復活もある意味で「まさか!」な理由ですが…^^;)で復活するところからスタート。
『GS美神 極楽大作戦!!』からのスピン・オフなので、例によってホームズが「だから範疇の外だってば!」と声を荒げること必至な設定&舞台で(物語上でもそれをボヤいてるところが、笑える…^^;)もはや「ナンでもアリ」状態なのですが(^^;)、物語の最後には「シャーロック・ホームズ」からの登場人物たちは最終的に収まるべきところに収まり、無事(?)「大空白時代」を迎えます。(僕としてはワトソンの“オチ”でメチャ笑いました^^)
この短編集には他に3編の短編が収録されているのですが、SFやヒューマン・ドラマの要素をを持つ『TIME SLIPPING BEAUTY』は、特に気に入りました。シリアスな展開の物語でしたが、こういうエンディングの作品は、好きだなぁ…。
2冊とも今は我が息子にレンタル中。彼の部屋から笑い声が聞こえてきます(^^)。
椎名大百貨店 (サンデーGXコミックス)/椎名 高志