アンドリュー・レーンの『ヤング・シャーロック・ホームズ Vol.2 【赤い吸血ヒル】』。
先月読んだ『ヤング・シャーロック・ホームズ』の続編。「93歳」からイッキに「14歳」にタイムスリップしてみました(^^;)。
今度の舞台は、アメリカ。前作同様(?)、ティーン・エイジャー向けのエンターテイメント的に“盛った”感が少々くすぐったくはありましたが(^^;)、物語のスリリングな展開やスピード感は素晴らしく、最後まで楽しく読めます。
この作品、ストーリーもさることながら、我々のよく知る(ドイル作)ホームズの“性格”や“癖”などの背景にある少年時代の経験や出会いをうまく演出している点も面白くて、本作でも思わずニヤリとさせられるシーンが。
この点は僕がドイル作品を知っているからこそ…の楽しみではあるのですが、ドイル作品をまだ読んだことがない少年・少女達(=本作の本来の(?)読者ターゲット層)は『ヤング・シャーロック・ホームズ』をきっかけにドイル作品を手にしたときに、「あぁ!これはあのとき読んだ…」なんてことを思うのでしょうね。
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