僕が所有している“ボトル・ネック”です。
右が金属製、左がプラスチック製なのですが、材質違いで2本所有している理由は特に無くて(^^;)、金属製の方は知り合いからの頂き物。
この“ボトル・ネック”という呼称はどちらかといえば俗称で、製造メーカーなどの表記から判断すると“スライド・バー”というのが正確な呼称になるのでしょう。
その昔、酒瓶(ボトル)の首の部分(ネック)を切ってスライド・バーにしていた…なんて、いかにもギター弾き好み(^^;)な逸話のおかげで、“ボトル・ネック”という呼称が(ギター界で)広く使われるようになったようです。
僕自身も先に覚えた呼称は“ボトル・ネック”。三つ子の魂なんとやら…じゃないですが、最初に覚えた呼称がそれなので、“スライド・バー”と呼ぶと「何気取ってんだよ!」なんて感じてしまうのですが、楽器店の店頭で販売されている“それ”は“酒瓶の首”ではないので(^^;)、楽器店に勤めるようになってからは“ボトル・ネック”と“スライド・バー”とを相手の認識などに応じて使い分けるようになりました。
その呼称が、まんまその使用方法を示しており、「スライド・ギター奏法(ボトル・ネック奏法)」と呼ばれる、滑らかな音程の変化が表現できる独特の“浮遊感”が特徴の演奏方法に使用するギター小物で、その素材(や形状)は様々なものがあります。
(続く)