扶桑社から出版された『シャーロック・ホームズの最強クイズ』。
ホームズは大のクイズ・マニアでもあり、ワトスンによくクイズを出題していた。そんなホームズから出題されたクイズの数々と、そのクイズが出されたときのエピソードを交えて書かれたのが、この本である…。ってなわけで、著者はあの、ジョン・ワトスン（！）。
実際のところは、プロジェクト・チームによるいわゆる「頭の体操」本。
登場人物だったり、クイズが出題された際のエピソードには「それっぽい」ところがあったりりますが、その大半はホームズ物語とは直接的に関係がないもの。そうとは知りつつも、このタイトルとこの著者名を見てしまうと、つい買ってしまうのが、“性”というものでしょうか…（＾＾：）
ホームズがワトソン（や他の警察官、事件の当事者など）に推理をさせ、その“迷”推理を「すばらしいよ、ワトスン！」と持ち上げておきながら「肝心なところを全部見落としているけどね～」なんて落とすシーンは、ホームズの性格の悪さ 子どもっぽい茶目っ気（＾＾；）をあらわすシーンとして登場しますが、そんな「ワトスン、どう思う？」というホームズの問いかけを「ほのぼのとした大人の遊び」に置き換えると、こんな感じになるのかな…という雰囲気の１冊。
まだ読んでいる途中ですが、掲載されているクイズが、その出題ジャンルが多種多様な上になかなかに難問揃いで、僕の正解率は今のところ０％…（--；）。
クイズの回答を見て、ワトスンと「…チッ！」という気持ちを共有しながら（＾＾；）、ジミジミと読見進めております。
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