ERIC CLAPTON & FRIENDS LIVE 1986 | jakeのブログ 

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夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

こちらも昨日、遠征先(^^;)の某○ック・オフで購入したものです。


エリック クラプトンの1986年のライブの模様を収めたライブ映像作品『ERIC CLAPTON & FRIENDS LIVE 1986 』。


この映像作品との出会いは、大学に入ってすぐ位の頃。近所のレンタルビデオ店(まだ当時はビデオの全盛期でした)で見つけて観たのが最初で、レンタル期間中は(誇張ではなく)毎日見てましたし、その後も何度も借りて観たので非常に思い出があります。

そんな懐かしさもあって購入したのですが、あれから二十年以上の時を経て今こうしてあらためて観ると、この作品って僕のエレキ・ギター演奏のルーツみたいなものだったんだなぁ…なんて思います。

例えば…。僕はギター本体についている各種のコントローラー(ピック・アップ・セレクターやボリュームコントロール、トーンコントロール)を積極的に使用するのですが、そのルーツはこの映像作品でクラプトンの手元のアップを観たこと。
クラプトンってギター演奏テクニックはもちろんですけど、エレキ・ギター本体のコントローラー類を使ってのサウンド・メイクも上手!手元のコントローラーだけでもずいぶんサウンドを替えることができるんだ…ということを、この作品で学びました。

例えば…。ギターソロの耳コピ(楽譜ではなく音を聞いて採譜すること)を本格的にやったのは、この作品に収録されている『LAYLA』でした。
どうやったら即興であれだけメロディックな演奏が出来るんだ…なんて驚愕しつつも、とにかく必死にコピーしました。おかげで全体の構成とかは覚えているので「それっぽい」感じで今でも弾けます(さすがに詳細の部分は忘れてしまいましたが…^^;)。


例えば…。ソロってやたら音数だけ出せばいいってもんじゃないんだ。たった一音でも、説得力のある演奏になるんだってことを知ったのは、この作品に収録されている『HOLY MOTHER』。チョーキング・ビブラートを多用したエモーショナルで美しいフレーズに感化されて、ビブラートを練習しました。


例えば…。歌モノのバッキングがコード弾きだけじゃないって知ったのは、この作品に収録されている『IN THE AIR TONIGHT』。(本作でドラムを担当しているフィル・コリンズの楽曲)
フィル・コリンズの唄に呼応するかの如くフレーズを紡いでいく雰囲気がなんとも格好よく、歌モノのバックで演奏するときのお手本にしていました。


例えば…。同じ楽曲でもどんどんアレンジして弾いていいんだ…なんて自由度を学んだのは、この作品に収録されている『CROSSROAD』。
元々クラプトンの存在を知ったのはクリームの『CROSSROAD』がきっかけ。あのテンションの高い即興演奏に魅かれてクラプトンに興味を持ったのですが、この作品ではかなりリラックスした雰囲気で演奏していて、リズムもクリーム時代の8ビート主体ではなくシャッフル。でも『CROSSROAD』には違いない。そんなアレンジの自由度を知りました。


それ以外にも、ソロのときに身体を左右にふる所作とか、煙草をギターのヘッドに差し込んでおく…なんて所作を真似たりとか(^^;)。

そんな、様々なことを思い出しながら、昨晩この作品を鑑賞し、今日もこのブログを書きつつ観ています(^^;)。


☆余談①
大学に入学して最初の数か月くらい電車通学をしていたのですが、毎週水曜日に決まって通学途中にある某ファーストフード店で昼食をとっていました。
当時その店頭にLDのジュークボックス(懐かしッ!)ってのがあって、100円で1曲映像作品を観ることができたんですよね。
そのジュークボックスにクラプトンの『LAYLA』があったので、毎週これを(ひどいときは滞在時間中に2回とか…)リクエストしてました。
その『LAYLA』の映像、実は複数のライブ映像を編集されていたもので、歌の前半がライブエイドのもの、後半~ギターソロがこのライブ作品のものでした。
そういう編集だと知ったのはもう少しあと…それぞれの作品を観てから…なのですが、今までジュークボックスでしか観れなかったものが、実は近所のレンタルショップで借りることができて、好きな時に観れると知ったときは、ホントうれしかったなぁ~(^^)。
ちなみに、そのジュークボックス、リクエストランキングが表示されるのですが、一時期『LAYLA』が1位だったことがあり、「あ~、あのランキングに随分貢献したなぁ…」などと思ったものです(^^;)

☆余談②
僕が現在所有しているストラト“紅ジャケ”は、クラプトンがこの作品で弾いてるキャンディー・アップル・レッドのシグネイチャー・ストラトに感化されたことが購入理由だったりします(^^;)。
当時は喫煙者だったので(ちなみにタバコの銘柄もクラプトンが吸っていた“ロスマンズ”。当時それだけハマっていたのです)、クラプトンを真似てヘッドにタバコ挟んで同じようにヘッドに“焦げ”つけてました(^^;)。
今の“紅ジャケ”はムーンで特注したネックに変えてあるのですが、それまで使用していたネックをフレットレス化したものが、先日メンテナンスをしたフレットレス・ギターです。