「カミさん」秘話 | jakeのブログ 

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夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

タイトルだけ見ると暴露ブログっぽいですが…。

自分の伴侶を表現する言葉というのは世の中にたくさんあるのですが、僕が好んで使用している表現が「カミさん」。この表現を使うようになったのは“ある作家”と“ある映画”の影響からです。

その“ある作家”とは、大学生の頃に出会って以来ずっと大好きだった景山民夫さん。

コナン・ドイルを除いて、特定の作家の作品を全部集めて読んだのは今のところ景山さんだけ。特にエッセイが大好きで十数年経った今でも愛読しているのですが、20歳前後という大人だけどガキんちょでもあるという微妙~な時期にその作品群を読んだこともあり、僕の物事の捉え方や考え方は、彼の作品群の影響を受けているように思います。(その一方で、まったく影響を受けなかったのが信教でした)

エッセイの内容もさることながら、景山さんの“内容は濃いけど文体は軽やかで読みやすい”文章表現は衝撃的で、「こんなふうに書きたい!」という憧れでもありました。もっとも、残念ながら僕が実際に書く文章は、景山さんのような“内容は濃いけど文体は軽やかで読みやすい”ものではありませんが…(^^;)。



もう1つの“ある映画”とは、アメリカの推理サスペンス映画『刑事コロンボ』。

正確には、この映画の“日本語吹き替え版”ということになるのでしょうけど、ホームズをきっかけに推理モノにハマっていった頃に、よくこのテレビ放送を観ていました。

物語やその構成の面白さもさることながら、コロンボの冴えないダサダサの見た目ともったりした口調)と、明晰な頭脳と推理力・観察力とのギャップは非常に印象的で、「ああいう格好良さってのも、あるんだなぁ…」なんて思ったものです。そういや、その流れでピーター・フォークが出ている『名探偵登場』なんて映画も観たっけ。


彼らに共通しているのが、自らの伴侶を「カミさん(又は「ウチのカミさん」)」と表現していること。景山さんのエッセイでは奥様は「カミさん」と表現されていますし(ただし、文体やシチュエーションによって使いわけをしておられます)、コロンボも奥さんのエピソードを紹介するときは「ウチのカミさんがね~」なんて言っているのですが、いずれの場合も何とも仲睦まじ~い雰囲気を感じたんですよね。(コロンボは創作上の人物ですが…^^;)


その仲睦まじ~い感じが非常に印象的で、「将来伴侶を得たあかつきには、僕も「カミさん」って表現しよう…」なんてことを思ったんです。

もちろん、ケース・バイ・ケースで使い分けはしますし、他の方の表現もいろいろ見聞きしますけど、僕にとっては、やっぱり「カミさん」という表現が一番しっくりきますね…。



以上、僕が自分の伴侶を「カミさん」と表現する理由のお話でございました。

「これのどこが秘話だよ…?」

という冷静なツッコミは、

ご遠慮くださいませ(^^;)。