GIVE IT WHAT U GOT / Hiram Bullock | jakeのブログ 

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夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

ワーナーミュージックが保有する膨大なフュージョン・ミュージック・アルバムから、名盤やレア作品をデジタルリマスタリングの上、ローコストで提供するというフュージョン音楽好きにはうれしい企画“FUSION BEST COLLECTION 1000”。

7月23日にその第2弾がリリースされたのですが、先日の予告とおり(?)このアルバムを購入しました。

1987年にリリースされたハイラム・ブロックのソロ第2作目 『GIVE IT WHAT U GOT』。

これまた最初から最後まで、ノリの心地よさ、唯一無二のサウンド、独特のスケール解釈によるウネウネ感…と、どこをどう切り取っても「これぞハイラム・ブロック!」なんて感じの1枚。

一方でソングライターとしてのハイラムの魅力を凝縮したような印象を受けたのはアルバムのラストを飾るバラード『Angelina』。ライブ盤やベスト盤などで既に聴いて以前から知っている楽曲ではあるのですが、その美しさに改めて感動しました。

ハイラムのバラードって、あの豪快な外見からは想像つかないロマンチックな曲(失礼…^^;)が多いのですが、この『Angelina』は、特にそのメロディーやコード進行が美しくて色っぽく、突出しているように思います。

ギタリスト目線でいくと、『Angelina』という曲、ギターの出番は非常に少ない曲なのですが(ほぼバッキングに徹しているため)エンディングで出てくるコール&レスポンス風のソロがいいんです。間合いが絶妙!音数を弾くだけがソロじゃないよね…ってとかく音数に頼りがちな我がプレイを反省したくなる(^^;)。クラプトンなんかもそうですけど、絶妙な間合いがあるソロってホント格好いいし、憧れますね…。

ハイラム・ブロックの作品は世に出ている9割方を入手でき、こうして様々な音源にふれると改めて「ハイラムのライブ演奏を一度でいいから生で観たかったなぁ…」なんて思うのですが、それは叶わないこと(ハイラムは2008年7月に逝去)。

手元にある音源を、いつまでも愛聴していきます。



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