You Had It Coming / Jeff Beck  | jakeのブログ 

jakeのブログ 

夫・父親・会社員・社労士有資格者・アマチュアミュージシャン・・・

いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

先日入手したCDです。


Jeff Beckが2001年にリリースした『You Had It Coming』。

このアルバムの1年前(1999年)に『Who Else!』というメチャクチャ格好いいアルバムがリリースされ、リリース後のジャパン・ツアー(※)も観に行っているのですが、ジェフ・ベックというギタリストの(ぶっちぎりの)力量を見せ付けられた、あのときの衝撃は今でも覚えています。

※…当時衛星放送の“WOWWOW”で、このツアーの模様が録画中継されたのですが、どうしても観たくて、衛星放送の契約者を探しまくって録画を依頼した覚えがあります。(今なら「You Tubeで探しな!」ってあしらわれちゃうのかな…^^;)。
ちなみに自分が所有しているストラト“ベニジャケ”にアームをつけて、かつトレモロをフローティングでセッティングするようになったのは、ジェフ・ベックのライブを観てから。それまではクラプトンの影響でトレモロは使用せず固定していました。後にクラプトンのライブを観て再びアームを外してトレモロユニットを固定し、ジェフ・ベックのライブCD(公式ブート)を聴いてまたフローティングに戻して現在に至っています。こういうところ、結構ミーハーなので…(^^;)。


ただ、マイペースな活動で知られるのが、ジェフ・ベック(ちなみに前述した『Who Else!』とその前作である『Guitar Shop』との間隔は10年)。『Who Else!』やその後のライブ・パフォーマンスに感動しつつも「また数年は表立った活動しないんだろうなぁ…」なんて漠然と思っていたのですが、それからわずか1年ちょっと…という「まさか!」なタイミングでリリースされたのが、この『You Had It Coming』。当時、雑誌で「ジェフ・ベックがニュー・アルバムをリリース!」という報を見たときは、信じられませんでした(^^;)。

でも不思議なことに『Who Else!』にあれだけ感動しておきながら― いや、それゆえかもしれませんが ―、当時この新作やそれに伴うツアーについてはあまり興味がわかなくて(転職活動をしていたのも一因か…と)購入することもなく、先日立ち寄った某○ック・オフで偶然見つけて本作のことを思い出し、ようやく入手したという次第。

そんなこんなで入手した『You Had It Coming』ですが、基本的には前作『Who Else!』の延長上にある感じで、シンセ等によるテクノ系の打ち込みをバックに“ジェフ・ベック節”炸裂!
スリリングで攻撃的なプレイをしたかと思えば、やさしさと繊細さに溢れたプレイをしたり、「え?今何やった?」というトリッキーなプレイをしたり…と、まさに“変幻自在”。この人のプレイを聴いていると、とても同じ楽器を弾いていると思えません(^^;)。

真似できるかは別として(^^;;)、エレキ・ギターという楽器の表現力や可能性は無限だ…と思わされる1枚でした。