ハイラム・ブロックのソロ第一作目「フロム・オール・サイズ」。
このアルバムを選んだ理由は、ずばり!長いこと「既に持っている」と思い込んでいたけど、実は持っていなかった!…から(^^;)。
どうやらハイラム・ブロックを聴き始めた頃に友人のベーシストから長期間借りて聴いていたため(たぶん年単位…^^;。バンドをやっているとよくある話です)、ずっと「持っている」と勘違いしていたらしく、CD棚をチェックしなかったら、そのまま買わずにいたかもしれません。
そんな勘違いのおかげ(?)で、ハイラム聴取歴十数年にして、ようやくデビュー作を手にしたわけですが、第一印象は…
懐かしいわ~!
でした。「持っている」と錯覚するくらい聴いていた時期があったからでしょうねぇ…(^^;)。
しかし、こうして改めて聴いてみると、この時点でハイラム“節”もハイラム“サウンド”も完成している感があります。
歌もギターも文句なしに格好いいし、作曲やアレンジのセンスも素晴らしいッ!何が素晴らしいって、どんなジャンルを弾いてもサマになり、それでいて一聴して「ハイラムだ!」とわかるパーソナリティーを持っていること。ホント唯一無二の存在だ、この人は…。
どの曲もいいのですが、やはり1曲目。ハイラム・ブロックの代表曲である「Window Shoppin'」は秀逸!始めてこの曲を聴いたのはライブ・アルバムの『Manny's Car Wash』に収録されていたものなのですが、あのときの衝撃は今でも覚えていますし、とにかく大好きな曲で、自分のバンドのレパートリーにするために何度も聴いて、イントロのコード・カッティングが耳コピできたときも興奮したなぁ~。
そうだ!思い出した!数年前友人のベーシストから1stアルバムを借りたきっかけ…。
この曲を“耳コピ”するため…だ!
この曲をやろうって話になった当時、僕の手元にあったライブ・アルバムの『Manny's Car Wash』収録テイクは、テンポが速い上に、盟友・ウィル・リー(Ba)ともども自由奔放&変幻自在すぎて(もちろん良い意味で)、コードを取るのに一苦労したんですよね…。そんなことをボヤいたら、「じゃ、こっちのテイクなら音とりしやすいかもしれないですよ」って貸してくれたんだ…。
そんな思い出と、ハイラムの音楽の素晴らしさを堪能しております。
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☆未だ持っていない2作目も次回の第2弾に登場!この期を逃してなるものかっ!
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