- 実相寺昭雄 監督の作品群は、「ウルトラマン」の中でも(ストーリーも映像の切り口も)異色な作品が多い…という少々マニアックな類の話ではなく。今回書く“作品”というのは著作の話。
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7月に手に入れた 本です。元々「」「」という別々に出版されていた本を文庫化にあたり1冊にまとめたものなのだとか。文庫にしては少々値段が高い感じですが、本の厚みが文庫2冊分以上あるので…お買い得なのかも(^^;)。撮影や製作の話が中心の本で、最初に書いた「異色な作品」達が誕生していく様を見ていくことができます。文章もさることながら、前半部分(元の「」にあたる部分なのかな…)の挿絵が、いいですね。撮影現場の雰囲気がよくわかる。たまに出てくるポスターっぽいアプローチの絵も、雰囲気よくて、「これポスターになってたら買うかもな…」なんてのが2~3ありましたね。
7月末に購入したので、もちろん読了…それどころか、その後、2回読み直してしまいました(^^;)
最近近所の本屋で見つけたのが、これ。
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タイトルとおり、ウルトラ(及び実相寺氏が関係した円谷作品)のロケ地をご本人がめぐり、その風景やロケ時の思い出などを綴った作品です。東京の地理感がまったくないので、多少戸惑う部分もありますが、当時のロケの苦労話や、「っぽく」見せるための工夫などがわかる面白い1冊でした。
これまた挿絵が良い雰囲気なんですよね。実相寺氏自らが書いた絵が挿絵として(表紙も)収められているのですが、すごく味があって好きですね、こういうタッチの絵。家族には反対されそうですが、部屋に飾っておきたくなりました(^^;)
実相寺氏の著作以外にも裏話などが書かれている本を何冊か読んでいるのですが、制作に関わっている方々の作品や仕事に対する情熱には、いつも感服させられますね。