スキンケアのイヤ〜なベタベタや、 
重く感じる原因を、
解明するヒントになれば…
という想いを込めて書きます
まず、保湿には、
大きく２つの役割があります
①うるおいを与える
…主に化粧水
②うるおいをキープする
…主にクリーム
です
それぞれの役割に
きちんと適した成分を選ぶことが
保湿ケアを、効率的に効果的に
行っていただく最大のポイントです
とは言え、
保湿成分は数え切れないほどあり
奥が深すぎます
なので、今回はその中でも
代表的な成分について
端的に述べてゆきます
保湿成分で皆さまが
よく耳にするもので言うと
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド
あたりではないでしょうか
ヒアルロン酸
わずか1gで、6ℓもの水分を保つ
優れた保水力を持っています。
表皮や真皮にも存在する多糖類で
トロリとした使用感が特徴。
コラーゲン(水溶性)
肌表面の保湿、うるおいのベール。
化粧品で使用されるコラーゲンは、
肌の真皮で作られるコラーゲンとは別物。
化粧品にコラーゲンが含まれていても
肌のコラーゲンが増えるわけではありません。
ヒアルロン酸
コラーゲン
は分子が大きく浸透しにくく、
角質層まで届きません
(加水分解、低分子の場合は浸透力が高まります)
よって、
うるおいを与える作用よりも
うるおいをキープする力に
優れた成分と言えます
スキンケアの最後に使用する
クリームに配合されていると、
肌がうるおいに包まれて
とても効果的だというのがわかります
もし仮に、化粧水に
ヒアルロン酸やコラーゲンが
配合されている場合、
肌表面に残りやすい特徴があるため
ツルツル感やうるおいモチモチ等の
感触はあると思います！！！
しかし、
肌馴染みが悪く、表面で弾かれて
いつまでもベタベタが残っている…
ということも起こると考えられます
結果的に、
「しっかり保湿ケアをしているつもり」
だけの、もったいないスキンケアとなり、
乾燥や肌トラブルが改善されない…
ということが起こる場合も
セラミド
角層内に存在し、水分をつなぎとめ、
乾燥から守っている潤い成分。
細胞の間をうるおいで埋めて、
水分の蒸発を防ぐ。
ひとつひとつの細胞と、細胞の間を、
セメントのようにつないでいる
角層細胞間脂質の成分のひとつ。
このセラミドは
乾燥肌や敏感肌のケアには
最重要と言われている成分ですが、
年齢を重ねるほど減ってしまいます
加齢によって減少したセラミドは
体内で作り出すことは難しいため、
積極的に補う必要があります
化粧品で使われるセラミドには
種類がありますが、
中でも断然馴染みが良いのは
人の肌に存在するバリア機能物質である
ヒト型セラミドです
ヒアルロン酸やコラーゲンは
肌表面の潤いの膜をつくる特徴に比べて、
セラミドは肌内部の水分保持力を
高めるものなので、浸透しやすく、
ベタつきにくいと言えます
このように、保湿成分と言っても
役割や特徴がそれぞれ異なります
それをひとつひとつ
理解、把握することで、
本当にお肌に必要な成分や、
お好みの質感のスキンケアなど、
ご自身の判断で選ぶことができ
化粧品に振り回されることも
なくなるかもしれません
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