前回、小1になった長男ポンちゃんが同じ幼稚園だった○○君と通学することになった話を書きました。
それで、初日は○○君とそのお兄ちゃんと一緒に無事に小学校に行くことができました
そして翌日は、ポンちゃんは「1人で○○君のお家まで行ける」と言うので1人で行かせました。
ところが、その日ウチに帰って来たポンちゃんは、玄関に入るなりランドセルも降ろさずに大号泣
えっ、どうした？
わけを聞くと、帰る途中で○○君から「もう一生お家に来ないで」と言われたとのこと。
幼稚園では仲良しだったし、普段見ていて○○君はそんなことを言いそうな感じはないんだけどな
どうしてそんなことを言われたのか、ポンちゃんも心当たりはないようでした
「来ないで」と言われた時、ポンちゃんは「えっ！」と驚いて何も聞けなかったそうです。
理由も分からず、ただ「来ないで」と言われてポンちゃんはショックで泣いてしまったのでした
「そっか、それは辛かったね」と話をひとしきり聞いてやると、ポンちゃんは「明日、どうしよう？」と聞いてきました。
うーん、難しい。
そもそも理由が分からないから、対処ができないし
ポンちゃんは性格的にしつこいところがあるので、何か嫌な思いをさせたのか？
それとも、○○君は自分のお兄ちゃんと2人で行きたかったのにポンちゃんが間に入ってきたようで嫌だったのか？
それとも、自分は1人で行けるのにポンちゃんが付いてきて嫌だったのか？
初日に一緒に行って欲しいとお願いに行った時、なぜか○○君はササッとお家を出て行って、それをポンちゃんとお兄ちゃんが追う形になっていたのを思い出しました。
男の子同士って、幼くてもやっぱり男な部分はあって。
「僕はこれができるよ」とかプライドの張り合いをすることもよくあります。
もしかしたら、そういうことなのかなと思ったりもしました。
それとも単純に○○君の虫の居所が悪かったのか？
いずれにしても、私の想像でしかないので、はっきりしたことは分かりません。
登校2日目から問題発生
さて、どうしたものやら。
ポンちゃんと玄関に座り込んで相談しました。
ポンちゃんは、帰って来た時は「もう○○君のお家には行かん！」と泣きじゃくっていました
でも、落ち着くと「やっぱり○○君と一緒に行きたい」と言い出しました。
普段仲良しなので、急にそんなことを言われても一緒に行きたい気持ちは変わらない、というところだったのだと思います。
「来ないで」と言われたのに押し掛けて行くのはどうなんだろうとは思いましたが、急に来なくなったら○○君のお母さんが心配するだろうし…。
かと言って、私が○○君のお家に行って事情を説明するのもどうかと思いました。
親が出しゃばると、かえって大ごとになりそうだし
あー、お母さんの連絡先を聞いておけば良かった
LINEなら「こんなことがあったんですけど、明日からも行かせて大丈夫ですか？」とかサラッと聞けるのに。
自分のコミュ障からくる経験値の低さが恨めしい
でも、悔やんでも今さらどうしようもありません。
ただ、ポンちゃんは○○君と一緒に行きたいという気持ちがあります。
それなら、とりあえず明日も行かせるしかないと思いました。
ただ、ポンちゃんとしては「来ないで」と言われたのに行くのはとても勇気がいることですよね。
それに、そんなことはないとは思うけれど、また「来ないで」と言われてしまうかもしれません。
ポンちゃんの気持ちを考えると、私まで泣きそうになってしまいました
仲良しの友達から、急に理由も分からず拒絶されたら辛いだろうなと。
そこで、ポンちゃんと翌日の作戦を立てました。
ひとまず○○君のお家に行ってみて、一緒に行っても大丈夫そうだったらそのまま行く。
もし、また「来ないで」と言われたらウチに帰って来て、私と一緒に学校に行く。
そういうことになりました。
きっと明日になれば前日のことは忘れて、また仲良くできるんじゃないかな？と思いました。
さて翌日。
朝、ウチを出る時、ポンちゃんは何だか不安そうな顔をしていました
まあ、一度「来ないで」と言われているのでそりゃあ不安にもなりますよね
「途中までついて行こうか？」と聞いてみると、ポンちゃんは「1人で行ける」と答えました。
そこで、せめて勇気が出るようにと、おまじないをしてやりました。
ポンちゃんの手のひらに「ポンちゃん大好き、花丸まる」と花丸を書いて握らせてやりました。
「元気がなくなったら、このおまじない食べたら良いよ」と
すると、それだけの簡単なおまじないですが、ポンちゃんは大事そうに握り締めて出掛けて行きました。
ポンちゃんには、もしまた言われたら帰っておいでとは言ったものの内心は「まあそんなことには、ならないはず」と思っていました。
きっと子供同士のことだし、ちょっとした行き違いか何かだろうしと。
でも、正直言うとほんの少しだけ「泣いて帰ったらどうしよう」という気持ちもありました
さて、ポンちゃんが出掛けて1時間。
さすがにもう帰って来ないだろうと確信が持てた時は本当にホッとしました
それから数時間後。
まだ給食が始まっていなかったので、昼頃ポンちゃんは帰宅しました。
玄関を開けるなり、昨日とは打って変わってニコニコのポンちゃん
表情を見ただけで「あー、上手くいったんだな」と分かりました。
そしてテンション高く「○○君と遊ぶ約束したんよ！」と報告してきました。
あら、仲直りどころか遊ぶ約束までしたきたのね！
あー、良かった
どうやら朝、○○君のお家に行った時にお母さんに昨日のことを話したらしいんです。
すると、お母さんが○○君に「謝りなさい」と言ってくれて、仲直りできたそうです。
その話を聞いて、私はビックリしてしまいました
まさかポンちゃんが自分で問題を解決できるとは！
結局、何が原因だったのかは分かりません。
でもポンちゃんは、謝ってもらって仲直りでき、スッキリしたようでした
その後すぐに、○○君のお母さんから「昨日はごめんなさい」という内容のLINEが来ました。
というのも、通学初日にポンちゃんを○○君のお家に連れて行っている時に、子供の見守り運動をされている自治会のおじいさんに声を掛けられまして。
これから通学などでお世話になるし、子供のイベントもあるとのことで自治会に入ることになりました。
そしてちょうどこの日、自治会のグループLINEに登録したところ、○○君のお母さんもそのグループに入っていたので、LINEが来たというわけでした。
LINEって、こういうところが便利ですね。
直接連絡先を聞かなくても、同じグループに入ったら連絡できる。
コミュ障の強い味方ですね
それに、電話とか手紙みたいに重くなりすぎないところも良いですね。
もちろん、大事な時には手紙を書くこともありますけどね
とにかく、そんな具合で○○君のお母さんから連絡がきました。
その朝は、〇〇君のお兄ちゃんたちの友達も同じ時間にたまたま集合したそうで。
大勢になったので、お母さんが集合写真を撮ったそうで、それも送ってくれました
10人くらいの子供たちの中で、ポンちゃんも嬉しそうに笑っていました
それを見て「あー、仲直りできて本当に良かったなぁ」と安心しました
いやー、それにしても子供のトラブルってハラハラさせられますね
幼稚園の時は、先生が逐一報告して下さって子供同士、親同士が話して解決してきました。
でも、小学生になると親や先生の知らないところでトラブルが起こることも多いんでしょうね
今回は、ポンちゃんが〇〇君のお母さんに話して自分で解決したのが偉かったと思います。
まだまだ幼いと思っていたけれど、知らない内に少しは成長していたんだなと思いました。
小学校はまだ始まったばかり。
今後もいろいろとトラブルはあると思います。
親に頼れるところは頼れば良いと思うけれど、自分で考えて解決しなければいけない場面も出てくると思います。
そういう意味では、今回のことはポンちゃんにとって良い経験になったのかもしれません。
以前、幼稚園の園長先生が「トラブルは心のごはん」と言われていました。
今回のこともポンちゃんの糧になればいいなと思います。
さて、そんなポンちゃん。
大雨の日に傘で前が見えなかったのか、ウチを出てすぐのところですっ転んだそうで、膝がズル剥けになって帰って来たり
置き傘を持って行ったかと思ったら、引きずって行ったので先端が取れてバラバラになった傘を持って帰ったり
壊すために持って行ったんじゃないの？
相変わらずアホなことばかりしております
まあ、楽しく学校に通えているようで何よりです