いよいよ、小学校が始まりました!
ウチの長男ポンちゃんも新しいランドセルを背負って、片道30分以上の道のりを通うことになりました。
しかし、彼は割りとポーッとしているタイプでして
何か気になるものがあると後先考えずに走って行ったり、急に立ち止まったりと危なっかしいんです。
近所に同じ小学校の知り合いがいたら、一緒に行ってもらえるんですが
あいにくアパート住まいで、自治会にも入っていないので知り合いもおらず
その上、何を隠そう、ワタクシ極度の人見知りでして
引っ越して来て8年、ご近所付き合いなるものをしてきませんでした。
ところが、ポンちゃんの通う小学校はなかなかに田舎でして。
ビックリしたのは、いまだに欠席連絡は連絡帳というアナログ!
連絡帳に欠席することを書いて、近所の子に届けてもらうやり方なんです
えっ、この令和の時代に?
私が小学生だった頃と同じですけど
ちなみに、私はド田舎育ちで小学校は1クラス20人で1学年2クラス。
しかも少ない学年は1クラスというレベルでした。
そのため、学校全体で知らない子はいなかったし、同学年は家もほぼ知っている状態。
それなら、連絡帳も有りかなとは思います
ただ、そんなド田舎での平成初期のシステムが、令和のしかもコロナ禍にもまだ残っているとは
うーむ、割りかし都会に引っ越して来たと思っていたけれど、ここもまだまだ田舎だったか
と、嘆いていてもどうしようもありません。
通学と連絡帳の問題をどうしたものかなぁ。
ポンちゃんと相談していると、ふと彼が名案を思い付きました!
「ポンちゃん、○○君と一緒に行きたいなぁ」
○○君とは、幼稚園で一緒だった子です。
しかも、小学校の入学式に行ってみたら同じクラスと判明!
だから、ポンちゃんはその子のことが頭に浮かんだんだと思います
お家がとても近いというほどではないのですが、ちょうど小学校への通り道なんです!
そうだ、その手があった!
おー!ポンちゃんでかした
しかも、その子は小学生のお兄ちゃんが2人います。
ということは、あわよくばお兄ちゃんに一緒に連れて行ってもらえるかも?
ただ、問題が1つ。
子供同士は仲が良いんですが、親同士はあいさつ程度の仲なんです
当然連絡先も知りません
お家は知っているけれど、突然「一緒に学校に行ってもらえませんか?」なんて訪ねて行って迷惑がられないだろうか。
幼稚園では、子供はもちろん親も何となくグループがありますよね。
そのお母さんは結構コミュニケーション能力が高いタイプで、私とはあまり接点がありませんでした
たまたま、幼稚園の時は通園時間が同じくらいだったのでよく顔を合わせてはいました。
そのため、あいさつは毎日のようにしてはいました。
でも、その程度で訪ねて行っても大丈夫なもんかしら?
コミュ障の私には、その辺がよく分かりませんでした
そこで、ダンナのヤーマンに意見を聞いてみることに。
すると「じゃあ何年か経って、知らん子が『ポンちゃんと一緒に学校行かせて』って来たらどうする?」と尋ねられました。
「一緒に行ったら良いと思うよ」と答えると「やろ?その程度のことなんよ。新一年生で不安な気持ちは分かるやろし」とのこと。
確かに。
子供を一人で小学校に行かせるのは心配だという親の気持ちは、新一年生を経験した親ならみんな共感してくれるはず。
お家は知っているものの、一度も訪ねたことはなし。
それでも、まあお互いに全く知らない子じゃないし、お家も遠くはない。
それに良い人そうなお母さんだし、きっと大丈夫。
とにかく突入じゃ
事前にお願いをしておこうと、日曜日の午後に突撃ピンポン。
私としては、そりゃもう緊張ですよ
ヤーマンに、「別に変なお願いではない」とお墨付きをもらいはしたけれど。
いや、でもやっぱり急に押しかけて行って一方的にお願いだけするなんて図々しいって思われないかな
ビビリながらも決死の思いで呼び鈴を押しました。
コミュニケーション能力の高い人からすると、こんなことは何でもないんだと思います。
でも、人見知りでビビリな私には大仕事
反応が返ってくるまでの数秒、もう心臓がバクバク。
あー、寿命が縮みそう
と思ったら、あれ?
しばらく待っても何の反応もありません。
ありゃ、お留守でしたか
あんなにビビったのに、拍子抜け。
仕方なく、ポンちゃんの手を引いてトボトボと家に帰りましたとさ。
と、ここで話は終わらないわけで。
翌月曜日、○○君がお家を出る頃を見計らって再び突撃!
前日に予行練習?をしていたおかげか、あまり緊張せずにピンポンができました。
○○君のお母さんにお願いすると、快く「良いですよ」と言ってもらえました
あ〜、ありがたや〜
ただ、朝早くに突然お邪魔したので○○君はパンツ姿で登場
○○君が既にお家を出てしまっていたら、作戦失敗なので少し早めにウチを出たんですが、もう少し遅くても良かったかな
それにしても、ビビリながらもピンポンして良かったです
○○君のお母さんは優しく接してくれたし、上のお兄ちゃんにポンちゃんのことも面倒を見てくれるように言ってくれました。
結局、上のお兄ちゃんに見てもらいながら○○君と3人で学校に行ったようです。
その日、お昼頃にポンちゃんが無事に帰って来た時は本当にほっとしました
帰りは、先生が同じ方向の子をまとめて送ってくれたそうです。
ポンちゃんは汗だくになって帰って来て、すっかり疲れ果てていましたが、登校初日はとても楽しかったようです
初めての子が小学生になるのって、とても心配なものなんですね
何なら本人よりも親の方がドキドキしてしまったり。
でも、そんな親の不安をよそに子供は成長していくようで。
翌日からは「○○君のお家まで1人で行けるよ」と、嬉しそうな恥ずかしそうな顔で出掛けて行きました
「あ〜、良かった」と安心したのも束の間。
この日、通学のことで○○君とちょっとしたトラブルがありました
その話について書こうと思ったのですが、長くなりそうなのでまた次回書こうと思います。